Webエンジニアを目指すのであれば、プログラミングだけではなく、Web全体がどのような仕組みになっているのかも把握しておきましょう。
プログラミングの勉強と違って、Webシステムの構成やWeb通信の仕組みは、とても範囲が広く複雑です。
ですが、Webの基礎から順番に理解していくことで、いままで「何となくわかる」で片付けていた部分も、「そういうことだったのか!」と思えるようになります。
この記事では、Webの入門としてシステム開発に必要となる基本IT知識を初心者向けに解説していきます。
詳しい内容が知りたい方は、各項目の下にある関連記事を読んで勉強してみてくださいね。
もくじ
【STEP.0】システム開発にWebの基礎IT知識が必要な理由
これからWebエンジニアを目指す初心者の方は、あまりにも広いWebの知識に驚いている(これから驚く)と思います。
ですが、Webシステムの基礎となるIT知識や仕組みを理解することは、プログラミングを学ぶことと同じくらい重要なこと。
なぜなら、プログラミングで作ったアプリも、Webシステムとして公開できなければ誰にも利用してもらえないからです。
自分でプログラミングし、それをインターネット上に公開できるスキルが揃って、はじめて「Webエンジニア」と名乗れるのです。
僕も最初は「本当にこんなに覚えられるの?」と思っていましたが、ITの基本から少しずつ知識を固めていき、いまでは大体のことがわかるようになりました。
これから紹介する内容は、Webの基本的な知識の一部に過ぎませんが、このさき必ず役に立つはずです。
途中で投げ出さずに、Webの基本すべてを理解できるようになりましょう。
【STEP.1】Webシステムやインフラとは何かを勉強する
最初は、Webシステムとは何かを勉強しましょう。
Webシステムは、「アプリケーション」と「インフラ」から構成されています。
アプリケーションというのは、プログラミングで作った「プログラム」のことですね。
インフラとは、作ったアプリケーションを動かすために必要な「ハードウェア」と「ソフトウェア」のことになります。
ハードウェアは、パソコンなどの「実際に触れる機器」で、ソフトウェアとは、「OS」や「サーバ(ミドルウェア)」のことです。
これらが組み合わさってWebシステムはできているのです。
▼Webシステムの全体像を勉強するステップ
- Webシステムの概要
- インフラの概要
- ハードウェアの概要
- ソフトウェアの概要
- ミドルウェアの概要

【STEP.2】Webサーバの仕組みを勉強する
Webサーバは、HTMLやプログラムなどのコンテンツをインターネット上に公開するためのミドルウェアです。
つまり、ブラウザからWebサイトが見れるのは、このWebサーバのおかげなんですね。
▼Webサーバを勉強するステップ
- Webサーバの仕組み
- Webサーバの種類

【STEP.3】APサーバの役割を勉強する
APサーバ(アプリケーションサーバ)とは、プログラムなどの動的コンテンツを動かすためのミドルウェアです。
あくまで動かすだけなので、Webサーバがないと公開はできません。
また、DBサーバと連携することで、より高度なシステムを作ることができます。
▼APサーバを勉強するステップ
- APサーバの役割
- APサーバの種類
- APサーバとWebサーバの違い

【STEP.4】DBサーバの役割を勉強する
DBサーバ(データベースサーバ)とは、Webシステムで扱うデータを保存したり、取得したりできるようにするミドルウェアです。
アプリケーション側と連携し、データを扱えるようにすることで、「ログイン機能」や「検索機能」などを作ることができます。
▼DBサーバを勉強するステップ
- DBサーバの役割
- DBサーバの種類(RDBMSとNoSQL)
- DBサーバとAPサーバを分ける理由

【STEP.5】Webシステムの仕組みを勉強する
Webシステムは、Webサーバ、APサーバ、DBサーバを組み合わせた構造がほとんどです。
ブラウザ(Webクライアント)からのリクエストをWebサーバが受け取り、APサーバやDBサーバと連携して、必要なデータをブラウザに渡す仕組みになっています。
▼Webシステムの仕組みを勉強するステップ
- Webシステムの仕組み
- クライアントサーバシステム
- Web三層構造の仕組み

【STEP.6】Web通信の仕組みを勉強する
Web通信で、WebクライアントとWebサーバでやりとりされる仕組みを理解するには、以下の順番で勉強していくとスムーズです。
- ハイパーテキスト
- HTML
- WebサーバとWebクライアント
- HTTP
これらの概要は少し複雑なので、下の記事に詳しくまとめています。
▼Web通信の仕組みを勉強するステップ
- HTTP通信の仕組み
- IPアドレスの仕組み
- ポートの仕組み
- ドメインの仕組み

さいごに:強い意志を持って勉強しよう!
ここでは、Webシステムの簡単な説明や初心者が勉強するためのステップを紹介しました。
それぞれの詳しい内容は、各項目の関連記事を読んでもらえればと思います。
もし、「ここまで読んだけど、ちょっと難しい」と感じたのであれば、プログラミングスクールの利用も考えてみましょう。
プログラミングスクールを使えば、わからないところを講師に質問でき、スキルアップも独学より圧倒的に早いのでおすすめです。転職サポートなどもありますしね。

わからないところを飛ばして進められるほど、Webの世界は甘くありません。
だからといって、ここまで勉強してきたのにあきらめてしまうのは、すごくもったいないです。
ここは自分に投資してでもスキルアップし、「絶対にWebエンジニアになる」という強い意志を持つことが大切でしょう。
早くエンジニアになって、自分の夢を叶えてくださいね。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
