「タイピングが遅いから、プログラミングも時間がかかるんだ」なんて思っていませんか?
実は、いくらタイピングの練習をしたからといって、プログラミング速度が上がるとは言い切れません。
まず最初に僕が伝えておきたいのは、「タイピングが遅くてもプログラミング速度は上げられる」ということです。
そもそも、プログラミングとは「頭に浮かんだこと(やりたいこと)をコードに変換していく作業」ですよね。
これは、ただキーを叩くだけの単純操作ではないということ。
つまり、プログラミング速度とは、「タインピング速度」と「効率のいい操作」の掛け合わせなのです。
それに、タッチタイピング(ブラインドタッチ)は、毎日意識しているだけで自然と身についていくので、何も心配する必要はありません。
それよりも、パソコンやツールを効率よく操作できたほうが何倍も結果に結びつきやすいです。
ここでは、タイピング速度を上げるコツと一緒に、効率のいい操作をできるようにして、プログラミング速度を爆速にする方法を紹介します。
あなたもこの記事を読んで
「〇〇さん、プログラミングめっちゃ速いですね!」
「隣で見てても、速すぎて何やっているかわからない!」
と、尊敬されるようなエンジニアになりましょう!
もくじ
初心者のタイピングが全然早くならない理由
パソコン初心者のタイピングが全然早くならない理由は、もしかするとホームポジションを知らないからかもしれません。
ホームポジションとは、キーボードの「A」「S」「D」「F」に左手の指を、「J」「K」「L」「;」に右手の指をそれぞれ載せた状態のことを指します。
このホームポジションから、それぞれの指を上下させて文字を入力していきます。
ここで意識してほしいのは、文字を入力したあとの指は必ず「ホームポジション」に戻るということです。
これができていないと、文字を入力しているうちに、両手がだんだんとホームポジションから離れていってしまい、結果的にタイピング速度が遅くなります。
まずは、ホームポジションを崩さないように、丁寧に入力する癖をつけましょう!
このホームポジションができていないと、次のタッチタイピング(ブラインドタッチ)が難しいです。
タイピング速度を上げるコツと練習法
ホームポジションを覚えたあとは、「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」を練習して、タイピング速度を上げていきましょう。
このタッチタイピングのコツは、できるだけキーボードを見ないことです。
最初は遅くても全然いいので、下を見ずにキーボードを叩けるところを目指してください。
もし、タッチタイピングの練習をしたいのであれば、「e-typing」がおすすめですよ。
パソコンの設定を見直す
プログラミング速度を上げるコツは、なにもタイピングだけではありません。
WindowsやMacなどのパソコン設定も、プログラミングを効率よくおこなううえで重要になってきます。
たとえば、Windowsであれば以下のような設定を見直すといいでしょう。
- キー入力受付間隔を短くする
- マウスカーソルのスピード
- 隠しファイルや拡張子の表示
- 「Ctrl」の位置を「Caps Lock」に変更
キーボードとマウスの設定
「Windows」ボタンを押して、「キーボード」や「マウス」と入力することで、各設定が表示されます。
キーボードであれば、「表示までの待ち時間」を「短く」、「表示の間隔」を「速く」に設定します。
マウスの場合は、「その他のマウスオプション」を選び、「ポインターオプション」タブでカーソルの速度を変更できます。
ファイルの表示設定
適当にフォルダを開いて、「表示」タブにある「ファイル名拡張子」と「隠しファイル」にチェックを入れておきましょう。
こうすることで、Windowsがデフォルトで見せないようにしているファイルや拡張子が見えるようになります。
ファイルやフォルダを見える化して、少しでも情報量を増やしておきましょう。
Ctrlの位置を変更
「Ctrl」キーは、ショートカットなどで頻繁に使うキーなのにもかかわらず、キーボードの左下にあることが多いです。
また、逆に「Caps Lock」キーはほとんど使わないのに、比較的押しやすい位置にあります。
これは非常にもったいないので、「Caps Lock」に「Ctrl」を割り当てて、効率よくタイピングできるように改善しましょう。

パソコンのショートカットキーを覚える
WindowsやMacのショートカットキーを覚えて、パソコン操作を爆速にします。
これらのショートカットは、プログラミングに限らず多くのツールで頻繁に利用しますので、必ず覚えるようにしてください。
できるだけマウスを使わないようにし、キーボードだけで自由に操作できるようになると、大幅な時間短縮になります。
ここからさきは、Windowsのショートカットキーを紹介していきますね。
Macの方は、「Ctrl」や「Alt」を「command」に置き換えて実行してみてください。
アプリを切り替える
「Alt」+「Tab」
カット(切り取り)
「Ctrl」+「X」
コピー
「Ctrl」+「C」
ペースト(貼り付け)
「Ctrl」+「V」
ファイル保存(上書き)
「Ctrl」+「S」
検索
「Ctrl」+「F」
1つ前の状態に戻る
「Ctrl」+「Z」
1つ先の状態に進む
「Ctrl」+「Y」
ブラウザのショートカットキーを覚える
ブラウザ操作のショートカットキーも覚えるようにしましょう。
ブラウザもパソコン同様にほぼ毎日使うので、ショートカットキーを覚えることで操作時間を短縮できます。
ここでは、エンジニアがよく使う「Chrome」のショートカットキーを紹介します。
タブを新しく開く
「Ctrl」+「T」
タブを閉じる
「Ctrl」+「W」
閉じたタブを開く
「Ctrl」+「Shift」+「T」
リロード(再読み込み)
「Ctrl」+「R」
強制リロード(キャッシュ削除)
「Ctrl」+「Shift」+「R」
テキストエディタを使いこなす
プログラミングといえば、絶対に切り離せない存在が「テキストエディタ」です。
テキストエディタがなければ、プログラミングできないですからね。
でも、普段使っているテキストエディタを、あなたは本当に使いこなせていますか?
もし、基本的な設定や操作しかできないのであれば、プログラミング速度が遅い1番の原因は、このエディタにあるのかもしれません。
エディタはプログラマーによっても違うので、ここで詳しい設定方法や操作については触れません。
ですが、エディタを使いこなせるかどうかで、プログラミング速度が大きく変わることは知っておいてください。

Linuxショートカットを覚える
Webエンジニアであれば、Linuxを触ることが頻繁にあると思います。
まさか、マウスが使えないからといって、カーソルキーを押したりなんかしてないですよね?
そのたびにホームポジションから毎回手が離れているようでは、せっかくのタイピングスキルも活かされませんよ!
ぜひ、ここはLinuxのショートカットキーを覚えて、タイピングスキルを活かした操作をしましょう。

まとめ:毎日少しずつ練習しよう!
プログラミング速度を上げるためには、正確なタイピング以外にも、パソコンやブラウザ、Linux、テキストエディタなどの操作スキルが必要になります。
いまからでも遅くはないので、毎日意識しながら少しずつ練習して覚えていきましょう!
小さくでも積み上げていくことが、プログラミング速度を上げる最大のコツかもしれませんね。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!

