「プログラミングって何?」
プログラミングとは「プログラミング言語を使って、コンピューターに命令すること」です。
こんなこと言われても、初心者には全然わからないですよね。(でも、よく使われる表現なので紹介しました)
これをもっと、子どもにもわかるレベルで簡単に説明すると
コンピューターが理解できる言葉を使って「アプリを動かして!」とコンピューターにお願いすることです。
そして、ここでいくつか疑問が出てきますよね。
- コンピューターが理解できる言葉って何?
- アプリ以外も動かせるの?
- どうやってコンピューターにお願いするの?
では、これらについて詳しく見ていきましょう!
もくじ
プログラミングとは何?(初心者 or 子ども向け)
プログラミングを初心者にもわかりやすく説明すると
コンピューターが理解できる言葉を使って「アプリを動かして!」とコンピューターにお願いすること
とお伝えしました。
これをIT業界でよく使われる表現に戻すと、このようになります。
- 「コンピューターが理解できる言葉」は「プログラミング言語」
- 「アプリ」は「システム」
- 「お願い」は「命令」
これらの言葉で置き換えると、プログラミングとは
「プログラミング言語」を使って「システム」を動かして! とコンピューターに「命令」すること
になります。
では、それぞれの用語についてさらに知識を深めていきましょう!
プログラミング言語とは
プログラミング言語とは、簡単にいうと「コンピューターが理解できる言葉」のことです。
私たち日本人が使っている「日本語」のように、コンピューターにも言葉が必要なのです。
代表的なものに「Ruby」「PHP」「Java」「C」「JavaScript」などがあります。
これらは「日本語」や「英語」と同じで、プログラミング言語にも種類があるんだなと思ってもらえればいいです。

プログラミングで作れるシステム
プログラミングでシステムを作ることを「システム開発」、または単に「開発」といいます。
プログラミングができれば、様々なシステムを開発することができます。
最近話題のAIやWebサイト、スマホアプリ、ゲームなんかはすべてプログラミングして作られたものです。

プログラミングのやり方
プログラミングのやり方とは、置き換えると「コンピューターに命令する方法」のことです。
たとえば、Windowsの画面に「Hello, World!」と表示させたい場合は、ざっくりですが以下のような手順になります。
- パソコンの画面に「Hello, World!」を表示させる処理をプログラミング言語を使ってメモ帳に書く
- 書いた処理を実行する
- コンピューターがプログラミング言語で書かれたメモ帳を読み込み、理解する
- Windowsの画面に「Hello, World!」が表示される
そして、上の太文字になっている箇所をわかりやすく置き換えたものがこちら。
- アメリカ人の恋人に「好きって言って!」と英語を使ってメールに書く
- メールを送信する
- 恋人が英語で書かれたメールを読み、理解する
- 恋人は「好きだよ」とメールを送る(命令には逆らえない…)
厳密には少し違いますが、雰囲気はこんな感じです。

プログラミングで命令できる処理の種類
プログラミングでは、以下の3つの処理を組み合わせることで、コンピュータに様々な命令を出すことができます。
- 順次処理
- 分岐処理
- 反復処理
順次処理
名前の通りですが
「A処理」
「B処理」
「C処理」
のような、上から下へと順番に進んでいく処理のことです。
例えば、プログラミングを独学で勉強して、プログラマーに転職しようとした流れを「順次処理」であらわすとこんな感じ。
- プログラミングを独学で勉強し始める
- 勉強を続ける
- プログラマーの求人を探す
分岐処理
分岐処理は、順次処理などとあわせて使います。
「もし~だったらA処理」
「もし~でなければB処理」
のような、条件によって分岐する処理のことです。
例えば、プログラミングを独学で勉強してみて、理解できたかどうかで勉強方法を変える「分岐処理」はこんな感じ。
- プログラミングを独学で勉強し始める
- 理解できたら勉強を続ける、理解できなければプログラミングスクールを卒業する
- プログラマーの求人を探す
反復処理
反復処理も他の処理とあわせて使います。
「~になるまでA処理」
「~になったらA処理を抜ける」
のような、条件を満たしている間だけ同じ命令を繰り返す処理のことです。
例えば、プログラミングを独学で勉強するため、本を10回読んでからプログラマーに転職する「反復処理」はこんな感じ。
- プログラミングを独学で勉強し始める
- 理解するために本を10回読み返す
- プログラマーの求人を探す

子どもたちも小学校でプログラミング教育
少し話は変わりますが、2020年度から小学校の新学習指導要領ではプログラミング教育が必修化されます。
プログラミングといっても、プログラマーがするような難しいことはやりません。
プログラミング教育の目的は「自分が実現したいこと」のために
- どんな動きが必要か
- どんな組み合わせにするべきか
- どうしたらやりたいことに近付けるのか
これらを論理的に考えていく力を育てることが目的なのです。
とはいっても、これから学校でプログラミングを学ぶ機会は増えていくはず。
そんななか、あなたもプログラミングができるようになれば、仕事や趣味に加え、自分の子どもに教えることだって出来そうですね。
また、仕事でいえばプログラミングスクールの先生として、「子どもたちに教える」という選択肢も出てきます。
情報化社会となったいま、プログラミングスキルはこの先ずっと使えるスキルの1つになりました。

まとめ:プログラミングは誰でも始められる!
- プログラミングとは、「プログラミング言語を使って、コンピューターに命令すること」
- プログラミング言語を学べば、色々なシステムを開発できる(作れる)
- プログラミングは「順次処理」「分岐処理」「反復処理」の3つの処理を組みわせる
今回は、初心者から子どもまで、「プログラミングとは何か」をわかりやすく説明しました。
プログラミング自体は、慣れてしまえば誰にでもできますが、独学で勉強するとなると少し大変かもしれません。
ですが、プログラマー(エンジニア)は学歴や資格、経験に関係なくなれる職種でもあります。

もし、あなたが
「仕事が楽しくない…」
「年収が低い…」
「土日休みが欲しい…」
「将来が不安…」
このようなことで悩んでいるのでしたら、プログラマーへの転職も考えてみましょう!
一度プログラミングスキルを身に着けてしまえば、仕事に困ることはほぼありません。
いまはプログラマーが不足していて、どこの企業も欲しがっている状態なので、年収だって上がりやすいですし、基本的には土日祝がお休みです。

フリーランスになれば、そこからさらに年収は上がり、それだけでなく好きな時間、好きな場所で働くことだってできるようになります。
仕事以外でも、プログラミングは趣味でWebサイトやゲームを作ったり、自分の子供に教えたりもできる魅力的なスキルです。
プログラミングは簡単に習得できるものではありませんが、プログラミングスクールなどで正しく学べば誰でもプログラマーになれます。
もちろん、スクールに通えばお金はかかりますが、それは「あなたの未来への投資」です。
人間関係や時間、お金に縛られない「自由な生き方」を手に入れてくださいね!
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!

