プログラミングを勉強していて、「あまり上達してないな」と感じることがあるかもしれません。
コードの意味が理解できなかったり、エラーにハマって抜け出せなかったり。
ですが、それらはプログラマーとして日常茶飯事なので、何も気にすることはありませんよ。
僕だって初心者の頃は、コードを読むのに時間がかかりましたし、1つのエラーに何時間もハマったりしました。
いまだって、日々新しい問題にぶつかっていますが、これらの壁を乗り越えるたびに自分の成長を実感しています。
これは僕だけではなく、ほかのプログラマーも同じはずです。
つまり、上達しないから壁を乗り越えられないのではなく、乗り越えたから上達したと感じられるんですね。
だから、自分を責めずに壁にぶつかり続けましょう!
と言ってみたものの、それらの壁を乗り越えるためには「検索スキル」が必要になります。
検索スキルは、わからないことを検索して調べるスキルですが、最初の頃はなかなか身につかないスキルでもあります。
今回はプログラミングのコツとして、この検索スキルの磨き方について、詳しく紹介していきます。
もくじ
プログラミングが上達しない理由
プログラミングが上達しない主な理由は、目の前の壁に屈し、あきらめてしまうからです。
さきほどもお伝えしたとおり、目の前の壁を乗り越えられないと、自分の成長は感じられません。
特に初心者の頃は、プログラミングの知識を詰め込んで覚えた気になってしまい、そこで満足しやすいです。
そんな満足した状態でプログラミングをしていると
「これってどう書けば実現できるのだろう?」
「このエラーはどういう意味?」
と、つまずいたときに
「ああ、自分はいままで何をしていたのだろう…」
と勘違いし、自己嫌悪に陥ってしまいます。
ですが、このような流れ、実は現役プログラマーでもよくあるんですよね。
むしろ、毎日がこんな状態だったりします。
ただ、現役プログラマーが初心者と違うのは、「いつものこと」と平気な顔して対処できるところです。
そう、これは「慣れ」なんですよ。
何度も何度も壁にぶつかって、ぶつかり慣れていくのです。
だから、壁にぶつかっても「この壁は普通の壁で、特別高い壁ではない。乗り越えた先に成長がある」と思えるようになりましょう。
本当のレベルアップは、壁を乗り越えた先なのです。

プログラミング上達のコツは「検索スキル」を磨くこと
プログラミング上達のコツについても、少しだけ紹介しますね。
プログラミングに必要なのは「コーディングだけ」と思われがちですが、実は検索スキル(調査スキル)を磨くこともかなり重要です。
当たり前ですが、コーディングしていると、わからないことがたくさん出てきますよね?
それらの答えを暗記することは不可能なレベルの量なので、プログラマーは情報が欲しいタイミングで都度、調べることになります。
そして、そのわからないことを調べるためにGoogleを使い、自分に必要な情報を効率よく取り出すスキルこそが「検索スキル」です。
ただ、この検索スキルは身につけるまでに、結構な時間がかかります。そのため、初心者の頃は身についてないことがほとんどだと思います。
さらにいうと、この業界では「そのくらいのスキルは自分なりに考えて身につけて」というのが非常に多いです。
「そんな感じで突き放さないで、検索のやり方くらい教えたら?」と僕は思うタイプなので、簡単ですが検索スキルの磨き方についても紹介しますね。
検索スキルを磨くためのコツは、以下のステップを意識することです。
- 悩んでいることを言語化する
- 単語で区切ってググる
- 上から順番に記事を読む
- 10分間思考停止したら助けを求める
1. 悩んでいることを言語化する
まず「自分が何をしたいのか?」を、具体的に説明できるレベルまで言語化しないといけません。
なぜなら、コンピューターは言われたとおりのことしかできないからです。
Googleは人との会話のように、ジェスチャーや過去の記憶、その場の雰囲気を読み取ってはくれません。
つまり、「なんとなく察して!」というのは無理なんです。
そこで、まずは「自分が何をしたいのか?」をしっかり言語化してみましょう。
たとえば、「1(数値)」を文字列に変換したい場合
「1を文字列に変換したい」
と頭に浮かびますよね。
ですが、このままではコンピューターに正しく伝わりません。もっと正確に伝える必要があります。
正しく伝えるには
「rubyの数値を文字列に変換したい」
とする必要があります。
こうしないと、色々な言語の対応方法が検索結果に出てきちゃいますし、「1」という文字を使っている記事は世の中にたくさんあるので、まったく絞れません。
2. 単語で区切ってググる
さきほど言語化した内容の単語だけを取り出し、スペースで区切ってみます。
「ruby 数値 文字列 変換」
この変換はとても簡単ですよね。
あとはこの文章をGoogleで検索するだけです。
3. 上から順番に記事を読む
検索結果が表示されたら、上から順に記事を読んでいきましょう。
記事のなかで、関係ありそうなところを探しながら答えを見つけます。別に記事の内容をすべて読む必要はありませんよ。
あまりにも文章が長い場合は
- 「Ctrl + f」で検索窓を開く
- 検索ワードの一部を打ち込む
- 欲しい情報までジャンプする
このように、当たりをつけて調べるといいでしょう。
調べた結果、答えが見つからなかった場合は次の記事へと進み、これを繰り返していきます。
初心者に多いのが、1番上の記事に答えが書いてあるのに、しっかり読まずに飛ばしてしまうといったケース。
これは時間の無駄になるので、しっかり確認する癖をつけましょう。
4. 10分間思考停止したら調査はやめる
検索して調べた内容で問題を解決できるか、試行錯誤していきます。
この試行錯誤をしている段階は、あきらめずに頑張り続けましょう。やれる手はすべてやってみることが大切です。そこで得られる経験は大きいですから。
ただし、「やれることはすべてやった」という状態で10分以上、完全に思考が停止している場合は、いったん調査を中止しましょう。
10分以上、何の手も思いつかないのなら、考えていても仕方ありませんから。
じゃあ、どうするのか?
- リフレッシュする
- 誰かに助けを求める
このどちらかですね。
時間に余裕がある場合は、気分転換に少し歩いたり飲み物を飲んだりして、リフレッシュするのもおすすめです。
僕も仕事中に考えすぎて頭がボーっとし始めたら、休憩したり、早めに帰って次の日の朝に続きをやったりします。
トイレやお風呂、寝る前のベッドの上などで「パッ」と閃くこともあるんですよね。
ただし、どうしてもわからない場合や、時間に余裕がない場合もあると思います。
そんなときは、素直に誰かに聞いちゃいましょう!
もう、これは絶対なので、何がなんでも誰かに聞いてくださいね。
プログラミングができる友人やスクールの講師など、本当に誰でもいいです。
まわりに知り合いがいないという方は、ネットの掲示板やTwitterで質問してみましょう。
とりあえず何がなんでも問題を解決してください。さきへ進めないままだと、途中で挫折してしまう可能性がありますから。
それって、本当にすごくもったいないことしてますからね。


まとめ
プログラミング上達のコツは、検索スキルを磨くことでした。
ただし、検索スキルは徐々に身につくもの。
最初の頃はわからないことばかりで、「自分には向いていないかも」と落ち込んでしまうこともあると思います。
ですが、そこで絶対にあきらめないでください!
もし、どうしてもわからなければ、まわりの誰かに助けを求めていいのです。
助けてくれる人がいなければ、プログラミングスクールに通って、講師に聞ける環境を自分で作ったらいいのです。
もちろん、スクールに通うとお金がかかりますが、自分の夢を捨てるよりは何倍もいいと思います。
夢なんて、そんな簡単に見つかるものじゃありませんしね。
途中で投げ出さず、最後までやり遂げてみてください。
この経験は、かならず自分の自信にも繋がっていきます。頑張ってくださいね!
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
