「プログラミング用パソコンの購入を考えているけど、どれを選んでいいのかわからない!」
パソコンには非常に多くの種類があるため、どのパソコンがプログラミングに適しているのか、わかりづらいですよね。
とくに、これからプログラミングを始める初心者の方は、なかなか判断に困ることでしょう。
そんな数あるパソコンのなかで、エンジニアの僕が自信を持っておすすめしたいパソコンがあります。
それは、「MacBook」です。
僕が「MacBook」をおすすめする理由はたくさんありますが、詳しくは後ほど紹介したいと思います。
ちなみに、すでに「そこそこ使えるパソコン」を持っているのでしたら、わざわざ新しいパソコンを買う必要はありません。
ぶっちゃけ、パソコンなんて最低限のスペックがあれば、どんなPCでもプログラミングができますから。
なので、パソコンを買う必要がない方は、さっそくプログラミングの勉強を始めてみましょう。

ここからさきは、「新しい開発用パソコンの購入を検討している方」に向けて、パソコンの選び方やスペックについて紹介していきます。
「新しいプログラミング用PCが欲しい!」
「プログラミングができるパソコンのスペックを知りたい!」
「WindowsとMacで迷っている!」
そんな迷いがある方も、この記事を読むことですべて解消できるようになっています。
もくじ
プログラミング用パソコンの選び方
プログラミング用のパソコンを選ぶときは、4つのポイントで考えてみましょう。
- パソコンの値段
- パソコンのOS
- パソコンの持ち運び
- プログラミング以外の用途
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
パソコンの値段で決める?
パソコンを選ぶにあたり、絶対に外せないのが「パソコンの値段」です。
もし、あなたがパソコンを安さで選びたいのであれば「Windows」のパソコンがおすすめです。
「Dell(デル)」や「HP(エイチピー)」といったメーカーであれば、スペックを上げてもMacに比べて安く抑えられます。
もちろん、お金に多少余裕があるのでしたら、「VAIO(バイオ)」のような高機能のWindowsパソコンを検討されてもいいでしょう。
実際に、僕も「VAIO」のノートPCを使ってプログラミングしていたことがあります。もちろん、使いやすいです。
ただ「VAIO」は、ほかのメーカーと比べてちょっとお高いんですよね。見た目はカッコイイんですけど。
もし、このくらいのグレードのパソコンを検討しているのであれば、「MacBook」も候補に入れおくといいですよ!
「Mac」と「Windows」どっち?
まず、パソコンを選ぶ際には、MacとWindowsどちらの「OS(オペレーティングシステム)」にするかを決める必要があります。
結論からいいますと、断然「Mac」がおすすめです。
なぜなら、MacのOS(macOS)は、プログラマーが業務でよく利用する「Linux」というOSによく似ているからです。
それもそのはず、実はLinuxは「Unix」というOSを真似て作ったOSなのですが、そのUnixをベースにして作られたOSが、なんと「macOS」なのです。
つまり、Macを理解できればLinuxを理解しやすいということ。
もちろん、Windowsがダメというわけではありません。Windowsでも、あとからLinuxを使えるようにすることはできるからです。
ただ、Macのように特別な設定をせずにUnixを使えるというのは、初心者にとって大きなメリットです。普通に使っているだけで勉強になりますから。
また、それだけでなくMacのパソコンを持っていれば、iPhoneアプリやiPadアプリなどを作れるというメリットもあります。
これらの理由から、僕の会社でも半分以上の方がMac Bookを使っています。

「ノートPC」と「デスクトップPC」どっち?
次に、「ノートPC」と「デスクトップPC」のどちらにするかですが、僕は断然「ノートPC」をおすすめします。
というのも、当たり前ですがノートPCのほうが持ち運びが楽なため、打ち合わせ先やカフェなどでの使用に適しているからです。
キーボードやマウス、モニターを別に用意する必要もなく、Webカメラやマイクまで内蔵されているので、好きなときに好きな場所で好きなことをできます。
将来的にリモートワークを考えている方にとっても、カメラやマイクを持ち運ぶ必要がないのは大きいですね。
また、ノートPCは部屋に置いておいても、まったく邪魔にならないですし、捨てる時も楽です。
デスクトップPCを買って大きさや不便さに後悔することはあっても、「ノートPCを買って後悔した!」なんてことにはならないと思います。
デスクトップPCのメリットをあげるとすれば、「ノートPCに比べて少し安い」ということくらいでしょうか。
「動画編集」や「PCゲーム」はするか?
パソコンの用途についても考えておきましょう。
たとえば、プログラミングで利用する以外にも
- 動画を編集してYouTubeにアップしたい!
- パソコンでも高画質なゲームがしたい!
このような使い方も考えているのでしたら、「GPU(グラフィックス)」や「グラフィックボード」を積んでいるパソコンを買う必要があります。
ちなみに、MacのノートPCで考えた場合だと、「MacBook Proの16インチ」一択になるでしょう。
MacBook Proの16インチは、GPUが独立しているため、よりグラフィカルな操作に強くなっていますが、MacBook系の13インチだと、GPUが独立していないため、動作に少し不安が残ります。
PCのスペックについて
次は、PCのスペックについても確認しておきましょう。
プログラミング用PCのスペックで、確認すべきポイントは5つです。
- 「CPU」…パソコンの脳みそ
- 「GPU」…グラフィカルな処理を担当
- 「メモリ」…パソコンの手足
- 「ストレージ」…パソコンのデータ保存領域
- 「画面サイズ」…見やすさ、持ち運びしやすさ
CPUは「2GHz以上」
CPUとは、パソコンの「脳みそ」みたいなもの。
「あれやって!これやって!」と、命令を出す装置なんです。
「Core i5」「Core i7」のどちらかを選び、2GHzデュアルコア以上であれば問題ないでしょう。
もちろん、これはあくまで目安なので、2GHzなくたってプログラミングはできると思います。
ただ、起動させるツールやアプリによっては、パソコンに負荷がかかってしまい、動きがモッサリしてしまうケースもあるので注意しましょう。
GPU(グラフィックボード)は「ゲームや動画編集」を考慮
さきほども少し触れましたが、GPUとは動画などのグラフィカルな処理に特化したCPUみたいなもの。
グラフィックボードとは、GPUが埋め込まれているボードのことなんですが、どちらにも似たようなものなので、違いについてはあまり気にしなくていいです。
とりあえず、動画編集や高画質なPCゲームをするのであれば、「GPU(またはグラボ)」は必須だと覚えておきましょう。
ちなみに、MacBook Proの場合は、16インチと13インチで「グラフィック性能」が大きく違います。
16インチはGPUが独立しているのに対し、13インチはCPU内臓グラフィックス(CPUにちょこっとGPUがついているくらい)です。
なので、動画編集をするなら16インチ、しないなら13インチを選ぶといいでしょう。
メモリは「8GB以上」
メモリとは、CPU(脳みそ)から指示された内容を処理する「手足」みたいなもの。
プログラミングに必要なメモリのスペックは最低「8GB」、快適にプログラミングしたいなら「16GB」は欲しいところです。
ちなみに、動画編集や3Dゲーム開発を考えている方は、必ず「16GB」以上を選びましょう。
SSDやHDDは「256GB以上」
SSDとHDD(ハードディスク)は、どちらもデータを保存するための装置ですが、SSDのほうが小さくて軽いだけでなく、データの読み書きを高速にできるという特徴があります。
- 「SSD」…小さく軽い。データの読み書きが高速。値段は少し高め。
- 「HDD」…大きく重い。データの読み書きもSSDに比べて遅い。値段は安め。
最近のノートパソコンは「SSD」が標準になっているので、気にするところは容量くらいだと思います。
SSDの容量は128GBだと少し足りないかもしれません。macOSがプリインストールされていますが、それだけで20GBほど使われてしまっているので。
Googleドライブなどを利用することで多少は容量を節約できますが、「256GB」あったほうが安心だと思います。
画面のサイズは「13インチ」
パソコンの画面サイズである「インチ(液晶の大きさ)」もかなり重要です。
パソコンを持ち出すことが多いなら「13インチ」がおすすめ。メインは家使いで、たまに持ち出すくらいなら「16インチ」もありです。
僕自身、13インチで何年もプログラミングしていますが、画面の大きさに不満を持ったことはありませんし、打ち合わせも楽なので、プログラミングの利用がメインなら13インチでいいでしょう。
実際に使ってみて、「どうしても大きな画面を使いたい!」と思ったら、別途モニターを買えばいいですしね。画面も2つになるので便利。
ただし、MacBook Proで「動画編集」や「PCゲーム」を検討している方は、たとえ持ち出すことが多くても「16インチ」を買わないと、スペック不足で後悔しますので注意。
まとめ:おすすめノートPCは「MacBook Pro」
プログラミング用のパソコンは、できるだけ「ノートPC」を選びましょう。
- 持ち運びしやすく、邪魔にならない
- キーボード、マウス、モニターなどが不要
OSに関しては、こだわりがないなら「Mac」がおすすめです。
- Linuxの勉強にもなる
- iPhoneアプリも作れる
- スタイリッシュでお洒落
- 選択肢が少なく選びやすい
あとは用途に合わせてスペックを選び、パソコンを決めるだけ。
- 動画編集やゲームをするなら「MacBook Proの16インチ」
- プログラミング専用で、楽な持ち運びを考えいているなら「MacBook Proの13インチ」
- どうしてもお金がなくて費用を抑えたいなら、最低スペックを満たしている「WindowsノートPCの13インチ」
Windowsのパソコンはメーカーや種類が多く、条件を満たしているパソコンがどれなのか探すだけでも大変です。
そんなところに無駄な労力や時間を消耗するくらいなら、早く「MacBook Pro」を買って、さっさとプログラミングの勉強を始めましょう。
パソコン代もエンジニアになって稼げば、わりと早く返せるので、「自分への投資」と割り切れるはず。
むしろ、変にケチって低スペックなPCを選ぶと、あとからスペック不足で買い替えることになりますしね。
それなら、最初から自分の気に入ったPCを買って、モチベーションを上げながらプログラミングしたほうが、楽しいですし効率的ですよ!
パソコンの準備ができたら、さっそくプログラミングの勉強開始です!
おすすめはプログラミングスクールを利用して、短期間でエンジニアに転職する方法。
独学の場合、プログラミングの難しさに挫折する可能性や、間違った方向に進んで時間を無駄にしてしまう可能性が高いため、僕はあまりおすすめしていません。
どれだけ努力しようと、やり方が間違っていればスキルアップも遅くなり、転職までのモチベーションも下がってしまいますから。
途中で投げ出さないよう、効率よくスキルアップし、できるだけ早く転職することが大切です。
「自分は100%正しい努力をしている!」と自信の持てる勉強法を選びましょう!頑張ってください!
またね!キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!

