「ITエンジニア(プログラマー)は残業が多くて、定時に帰るのが難しい…」
そう思っていませんか?
すべてのITエンジニアやプログラマーが、残業ばかりで大変だなんて思っているとしたら、それは少し違います。
なぜなら、ITの世界にも「残業なしのエンジニア」と「残業ばかりのエンジニア」が存在するからです。
僕もWebエンジニアですが、ほぼ毎日定時に帰っていますしね。
それぞれのエンジニアの違いは、いったいどこにあるのでしょうか?
今回は、エンジニアになっても「残業なし」で働くための3つのポイントを紹介します。
これを読んで「やっとWebエンジニアになれたのに、残業ばかりでしんどい…」なんてことにならないようにしましょう!
もくじ
ITエンジニアの残業が多い3つの理由と解決法
そもそも、なぜ「ITエンジニアは残業が多い」といわれるようになったのでしょうか?
僕が考えるに、理由は2つあります。
- TVやネットなどで「毎日遅くまで仕事している」イメージが浸透している
- 知人から「残業が多くて辛い」と聞いたことがある
もちろん、仕事に追われる忙しいエンジニアも実際にいます。
ですが、そのようなエンジニアばかりではありません。
低賃金で長時間労働を強いられているエンジニアもいますが、給料をしっかりもらいながら定時でキッチリ帰っているエンジニアもたくさん存在します。
「エンジニア = 残業が多い」ではないのです。
では、なぜ同じエンジニアでこのような違いが生まれるのか?
おそらく、残業が多いエンジニアは、以下の3つのどれかに当てはまっていることでしょう。
- 残業代欲しさに残っている
- 会社がブラック企業
- スキルが低く仕事が終わらない
では、これらの問題が起こる原因と解決方法について、詳しく見ていきましょう!
1. 残業代欲しさに残っている
残業をする理由の1つに、「残業代を稼ぎたい」というのがあります。
残業代が支給される会社であれば、残業をすればするほど給料が上がりますからね。
そのため、キャパ以上の仕事頼まれても
「残業代入るし仕方がないか…」
と納得してしまい、自分の時間をどんどん仕事に使うようになっていきます。
これはこれで良いように見えますが、あまりおすすめしません。
なぜなら、これは時間を犠牲にしてお金を稼いでいるだけだからです。
あなたは、残業代が欲しいのではなく、お金が欲しいんですよね?
つまり、年収を上げることができるなら、残業じゃなくてもいいはずなんです。
むしろ、残業はリスクのほうが大きいので、極力しないほうがいいと僕は思っています。
残業は身体的負担が大きいですし、何より自由な時間が奪われるデメリットがあります。
できるだけ残業せずに早く帰って、趣味を楽しんだり、土日もゆっくり羽を伸ばしたほうが、人生を楽しんでいるといえるでしょう。
それに、給料は残業をしなくたって、簡単に上げられるじゃないですか?
そう、「転職」です。
転職は、エンジニアの特権といってもいいです。
どこの企業もエンジニア不足なので、転職先は選び放題なんですから。
無理して働き続けるより、もっと年収を上げてくれる職場に転職しましょう。

2. ブラック企業で働いている
わざわざ、ブラック企業に好んで入ろうなんて考える人はいないと思います。
良さそうな会社だと思って入社してみてたら、「全然そんなことはなかった」とあとから気付くのが普通です。
ちなみに、僕が考えるブラック企業は以下の3つです。
- 仕事量が極端に多い
- 残業代が出ない
- 帰りづらい雰囲気がある
では、もしブラック企業に就職してしまった場合、一体どうすればいいのでしょうか?
大切なのは「会社の犬にならない」ことです。
「これは絶対に間違ってる!」と思うことでも、空気を読んで合わせていることはありませんか?
我慢して会社に合わせているだけでは、永遠にこき使われるだけです。
低賃金で長時間働くことは正しいのか?
定時に帰りたくても帰れないのは正しいのか?
残業代が出ないのに残業することは正しいのか?
いまの職場のルールが当たり前だと思わずに、「疑うこと」が大切なんです。
そして、現状を変えるためには、何かしらのアクションを起こす必要があります。
これらを解消するためにも、以下のどれかを実行するようにしましょう。
- 上司と相談して仕事量を減らしてもらう
- 周りの空気を無視して早く帰る
- 残業のないホワイト企業に転職する
もし、会社に相談してどうにかなるような問題でないのであれば、思い切って転職することも考えてみましょう。
思い出してください、エンジニアはいつでも転職できることを。
さきほどもお伝えしたとおり、IT業界は常にエンジニア不足なため、どこの企業もエンジニアを欲しがっています。
「ブラックなので転職します!」が、許される職種なんです。
ただし、あまりにもエンジニアとしてのスキルが低い場合は、転職が難しいのも事実。
「スキルが低くて転職ができない!」とならないためにも、エンジニアとしてのスキルはしっかりと身に付けておく必要があります。

3. スキルが低くて仕事が終わらない
もし、残業してしまう理由が自分のスキル不足にあるのなら、これは努力するしかありません。
おそらく、ほかの企業へ行っても状況は変わらないでしょう。
ですが、残業する原因が本当に自分のスキル不足にあるのかを、しっかり見極めるようにしてください。
単純に振られている仕事量が多すぎて、対処できていないだけの可能性もあるからです。
これは、エンジニアに限った話ではないと思いますが、仕事ができる人ほど仕事が増えやすい傾向にあります。
「どれだけ残業しても仕事が終わらない…」なんて場合は、会社自体に問題がある可能性が高いので注意しましょう。
ブラック企業で頑張り続けても、体や心がボロボロになるだけなので、早めの転職を考えたほうがいいと思います。

Webエンジニアでも残業が少ない会社はある
繰り返しになりますが、エンジニアでも残業が少ない会社は存在します。
僕が働いている会社も残業は少ないほうで、僕自身もWebエンジニアですが、毎日定時(19:00)に退社しています。
同じエンジニアでも、早く帰れる人と帰れない人の違いは、会社によるところがほとんどです。
もっとわかりやすくいうと、勤めている会社が「ホワイト企業」なのか「ブラック企業」なのかで変わってくるのです。
これを分ける基準は会社の利益や方針、社風などによるところが大きいと思います。
大企業だからとか中小企業だからとか、会社の大きさはまったく関係ありません。
つまり、こればっかりは実際に入社してみるまで、わからないのが現状です。
だからって、あきらめてはいけませんよ?
「会社なんてこういうものだ…」と思い込むのではなく、「もっといい会社を探そう!」と欲張ってください。
このような会社選びができるのも、需要のあるエンジニアという職種の特権なのです。

まとめ
エンジニアになっても、残業ばかりの生活では、自分の人生を楽しむことができません。
- 給料が少ないから残業する
- ブラック企業だから残業する
- 仕事が終わらないから残業する
僕のなかで、残業は「悪」だと思っています。
自分の時間を犠牲にするだけでなく、心身ともにボロボロになるからです。
一生その会社で働き続ける覚悟がないのでしたら、転職も考えてみてください。
そして、我慢する人生から解放されてください。
なかなか転職に踏み切れないという方も、まずは転職サイトや転職エージェントに登録してみるところから始めてみてください。
もし、そこであなたに合いそうな企業が見つかれば、すぐに動き出すことができます。
まずは、少しでも前に進むための準備をしておきましょう。
何もしないで文句を言っているだけでは、このさきもずっと同じ生活を送ることになります。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
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