LinuxはCUIで動かすため、キーボードでの操作が基本になります。
できるだけ効率よくLinuxを操作するためにも、ショートカットを使いこなせるようになりましょう。
Linuxに対して苦手意識を持っている方も、この機会に覚えちゃってください。絶対に無駄にはなりません。
もくじ
Linuxショートカットキーを覚える理由
Linuxのショートカットキーを覚える理由はなんでしょうか?
それは、単純にLinuxの操作スピードが上がるからです。
ショートカットを使った操作と、そうでない場合の操作スピードは、おそらく2倍以上の違いがあります。
これは大げさでもなく、本当の話です。
LinuxはCUIなので、WindowsやMacと違ってマウスを使うことができません。
そのため、カーソルを移動したいときは、キーボードの右下にある「カーソルキー」を押してカーソルを移動させる必要があります。
でも、待ってください!
カーソルキーって、ホームポジションから少し遠いですよね?
毎回、いちいち「カーソルキー」を押していたら、業務が終わる前に日が暮れてしまいます。
Linuxには移動ショートカットキーが用意されているので、そちらを使ったほうが効率的なんです。
もちろん、移動ショートカットキー以外にも、便利なショートカットキーはたくさんあります。
慣れるまで最初は時間がかかりますが、一度慣れてしまえば2倍以上のスピードで操作できるようになるので、ここは頑張りどころです。

Linuxショートカットキーの一覧
ここからは、よく使うLinuxのショートカットキーをざっと紹介していきます。
Linux操作を早く習得するためにも、ホームポジションとタッチタイピング(ブラインドタッチ)も頑張ってみましょう。
できるだけキーボードを見ずに操作し、操作していないときは左手の人差し指を「F」、右手の人差し指を「J」に置くように意識してみてください。
また、Linuxのショートカットは「Ctrl」を多用しますので、Windowsユーザーは「Caps Lock」に「Ctrl」を割り当てて使うようにしましょう。

カーソルを1文字進める
Ctrl + f
カーソルを1文字戻す
Ctrl + b
カーソルを行頭へ
Ctrl + a
カーソルを行末へ
Ctrl + e
決定、改行(Enter)
Ctrl + m
入力補完(Tab)
Ctrl + i
カーソルの文字を削除(Delete)
Ctrl + d
カーソルの1つ前の文字を削除(Backspace)
Ctrl + h
カーソルから行頭までをカット
Ctrl + u
カーソルから行末までをカット
Ctrl + k
貼り付け
Ctrl + y
1つ前のコマンド履歴を表示
Ctrl + p
1つ先のコマンド履歴を表示
Ctrl + n
コマンド履歴を検索
Ctrl + r
強制終了
Ctrl + c
ログアウト
Ctrl + d
画面出力をロック
Ctrl + s
画面出力のロック解除
Ctrl + q
まとめ
Linuxのショートカットは、ほかにもたくさんありますが、このくらい覚えておけば業務で困ることはないはずです。
ちなみに、これらのショートカットを自在に使いこなせるWebエンジニアは非常に少ないです。
だからといって、まわりに流されずにショートカットキーをしっかり覚えて、業務の効率化を目指しましょう!
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
