普段、あなたはどんなキーボードでプログラミングしていますか?
980円で買った安いキーボードを使っている方もいれば、ノートPCのキーボードをそのまま使っている方もいるでしょう。
「キーボードなんて、どれも同じでしょ?」なんて思ってませんよね?
「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」というキーボードを使ったら、そんなことは言えなくなりますよ。
だって、キーを押し込んだ瞬間に虜になってしまうくらいの爽快感がありますから。
キーボードはプログラミングで毎日使うものであり、プログラマーにとっては「商売道具」でもあります。
プログラマーも職人であれば、道具にはとことんこだわるべきなんです。
今回は、まだHHKBを使ったことがないあなたに向けて、HHKBが欲しくなるような魅力をレビューしたいと思います!
もくじ
HHKBとは
HHKB(Happy Hacking Keyboard)とは
Happy Hacking Keyboard(ハッピーハッキングキーボード)は、株式会社PFUより販売されているパソコン用キーボード。和田英一の提言「けん盤配列にも大いなる関心を」(NAID 10011806064)がきっかけとなり、個人が終生、コンピュータ本体が変わったとしても入力用として使い続けられるような小型キーボード、として、PFUが製品化したものである。
引用:Wikipedia
Wikipediaだけじゃ、ちょっとわかりづらいので、HHKBの紹介動画も貼っておきますね。
この映像からわかる特徴を、簡単にまとめるとこんな感じ。
- キー入力に「静的容量無接点方式」を採用
- コンパクトで持ち運びがしやすい
- 丈夫で長持ち
- 合理的なキー配列
- 打鍵音が素敵
- WindowsでもMac、iPadなどのマルチプラットフォーム対応
- Bluetooth接続やキーマップの変更が可能
HHKBはプログラミングにおすすめのキーボード
HHKBは、ベテランのプログラマー(エンジニア)も愛用しているくらい、プログラミングとの相性が抜群なキーボードです。
- スマートな見た目
- コンパクト
- 打鍵の爽快感
- 手の疲れを軽減
- 丈夫さ
もちろん、プログラミングに限らず、普段使いやゲームにも最適なキーボードになっています。
これらの特徴について、もう少し詳しく解説していきますね。
見た目がスマートでカッコいい!

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/20th/
なんといっても、HHKBは見た目がスマートでとってもカッコイイんですよね!
2004年に「グッドデザイン賞」、2019年には「グッドデザイン ロングライフデザイン賞」を受賞しているくらいですから。
また、HHKBには英語配列限定ですが、キートップに何も印字されていない「無刻印」版なんかもあります。
無刻印版は「Ctrl」や「Alt」、「abc」などのアルファベットなどの文字が一切ないキーボードなんですよ。
キー配置を暗記している方しか使えないキーボード。まさに玄人向きですね。
そんなカッコイイHHKBを使える自分にテンションも上がり、毎日のプログラミングが超楽しくなります!
非常にコンパクトで邪魔にならない!
HHKBの特徴といえば、その「コンパクト」さです。
コンパクトなので机の上に置いといても場所をとらないのはもちろん、軽いので持ち運びがとっても楽です。
打鍵の爽快感で生産性が上がる!

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbprojp/feature.html
実は、HHKBの1番の目玉は打鍵(キーを叩くこと)にあります。
何がいいかって、打鍵時の「スコスコッ」となる感触や打鍵音です。
こればっかりは触ってみないとわからないでしょうが、この感覚や音が嫌いな人は珍しいと思います。
この打鍵の秘密は「静的容量無接点方式」と呼ばれるキースイッチにあります。
従来のキーボードは「メンブレン方式」と呼ばれる、ペコペコしたゴムを押すことで文字を入力することができるのですが、しっかり押さないと反応しなかったり、ゴムが劣化すると押したキーが戻らなくなったりします。
一方、HHKBで採用している「静的容量無接点方式」は、ゴムではなくスプリング(バネ)が入っていて、それを押すことでキーが入力されるのです。
キー押下時の静電容量値の変化を検出してキー入力を行う静電容量無接点方式を採用。キーを底まで押切る必要がないため、軽くなめらかなキータッチを実現します。
引用:PFU公式サイト
簡単にまとめると、この「静的容量無接点方式」と呼ばれるキースイッチが、この爽快感を生んでくれるってことです。
この方式のキーボードは東プレの「REALFORCE」シリーズと、PFUの「Happy Hacking Keyboard (HHKB)」シリーズくらいなんですよね。
ただ、REALFORCEに比べて「HHKBのほうがコンパクト」という部分が大きな違いです。
手が疲れない!
さきほど紹介した「静的容量無接点方式」は爽快感だけでなく、手の負担を大幅に減らす効果もあります。
静電容量の変化でキー押下を検出するので、押し込む必要が無く指への負担が少なく疲れにくい信頼性と耐久性に優れたキースイッチ
引用:PFU公式サイト
つまり、押し込む必要がないためタッチが軽く、長時間使っていても疲れないってことです。
プログラマーであれば、1日に何百回とキーを押すので、当然指に負担がかかります。これが何年も続くのですから、できるだけ負担が少ない方がいいですよね。
コンパクトでタッチも軽いので、指の移動や力が必要なく、腱鞘炎(けんしょうえん)にもなりづらいです。
丈夫で長持ち!
せっかく気に入ったキーボードを買ったのに、すぐに壊れてしまったら残念な気持ちになりますよね。
でも、HHKBなら安心して使うことができます!
チャタリングがなく3000万回以上のキー寿命を実現する抜群の耐久性。
樹脂にインクを浸透させる方式のため、長期間の使用でも刻印が剥げることがありません。引用:PFU公式サイト
スイッチの接点がなく磨耗しないため3,000万回以上の打鍵が可能で優れた耐久性を誇ります。
引用:PFU公式サイト
つまり、キーを毎日10000回押し続けたとしても約10年は使えるってことです。
また、印字されている刻印も特殊な加工がされていて剥げないので、劣化を感じることなく使い続けられます。
HHKBの種類と選び方

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/news/2019/new191210.html
HHKBにもいくつか種類がありますので、自分に合ったキーボードを選ぶようにしましょう。
ちなみに、2019年12月10日からはHHKBのラインナップが新しくなり、3つのモデルが発表されています。
- 「HYBRID Type-S」…HHKB最上位モデル
- 「HYBRID」…Bluetooth接続やキーマップ変更が可能なモデル
- 「Classic」…英語配列の定番モデル
いままでのラインナップと比べると、3つのモデルの違いがより明確になり、用途に合わせてHHKBを選びやすくなったという印象です。
この変更により、古いモデルのHHKBは「在庫品限りの販売」となるので、どうしても古いモデルが欲しいという方は早めに購入しましょう!
では、ここからはHHKBの新ラインナップの3モデルについて、それぞれの特徴や違いについて紹介します。
打鍵音が気になるなら「HYBRID Type-S」

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/direct/campaign/hhkb/sale-201912.html
「打鍵の爽快感は欲しいけど、静かにタイピングしたい!」
そんな要望に応えた、タイピングの音をできるだけ抑えたモデルが「HYBRID Type-S」です。
- 「静粛性」…タイピングの音を抑える作り
- 「Bluetooth接続」…4台までのマルチペアリングが可能(USB接続も可能)
- 「キーマップ変更機能」…キーマップのカスタマイズが可能
「キーの打鍵音を従来のモデルよりも30%低減している」ということで、HHKBシリーズのなかでは1番打鍵音が小さいモデルになります。
Bluetooth接続もできるので、WindowsやMacだけでなく、iPadやiPhone、Androidでも利用できるのも魅力的。もちろん、USB接続(Type-C)も可能です。
また、キーマップ変更などの細かい調整も可能なので、自分好みのキーボードにカスタマイズできます。
機能盛りだくさんの「HYBRID Type-S」は、HHKBのなかでも最上位モデルの位置づけとなります。
HYBRID Type-Sは、「日本語配列」「英語配列」「英語配列(無刻印)」の3種類から選べ、色も「墨(黒)」「白」と、お好きな組み合わせから選ぶことができます。
無線だけでいいなら「HYBRID」

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/direct/campaign/hhkb/sale-201912.html
「キーボードの打鍵音は気にしない!でも無線じゃなきゃ嫌だ!」という方は、「HYBRID」がおすすめです。
「HYBRID」と「HYBRID Type-S」との違いは、静粛性(打鍵音を抑える)があるかないかの違いだけです。
そのため、「Bluetooth接続」や「キーマップ変更」などは、HYBRIDでも同様に利用できますし、選べる「キー配列」や「カラー」もHYBRID Type-Sとまったく同じです。
HYBRIDは「無線で机の上をスッキリさせたい!」という方にピッタリのモデルです。
とくに、普段ノートPCやiPadなどを使っている方は、HYBRIDにすることで持ち運びがとっても楽になると思います。
英語配列でもいいなら「Classic」

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/direct/campaign/hhkb/sale-201912.html
「有線でもいいし、タイピング音も気にならないから、コスパのいいHHKBが欲しい!」という方は、「Classic」もおすすめです。
さきほどの2つのモデルと比べ、「静粛性」や「Bluetooth接続」、「キーマップ変更」ができない分、価格はすこし抑えられています。
ただし、1つだけ注意してほしいのは日本語配列がないってことです。
Classicのキー配列は、「英語配列」「英語配列(無刻印)」しか選べないため、操作に慣れてない方はすこし戸惑うかもしれません。ちなみに色は「墨(黒)」「白」とそれぞれあります。
まとめ:プログラミングが楽しくなる!

引用:https://www.pfu.fujitsu.com/news/2019/new191210.html
ここまでのHHKBシリーズを用途ごとにまとめると、以下のようになります。
- 打鍵音が気になるなら「HYBRID Type-S」
- 無線で使いたいなら「HYBRID Type-S」or「HYBRID」
- 日本語配列がいいなら「HYBRID Type-S」or「HYBRID」
- 英語配列でもいいから価格を抑えたいなら「Classic」
HHKBをまだ1度も使ったことがない方は、騙されたと思って買ってみてください。
なぜなら、この爽快感は使った人にしかわからないからです。
毎日のプログラミングがきっと楽しくなると思いますよ!
もし、僕のことが信じられないなら、「Amazonレビュー」も読んでみてくださいね!
きっと納得してもらえるはず!
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!


