「無料プログラミングスクールってどうなの?」
「やっぱり、無料なんてちょっと怪しい…」
無料でプログラミングを学べるなんて、何か裏がありそうで疑ってしまいますよね。
ですが、そんなあなたの直感は間違っていません!
本当の意味での無料プログラミングスクール(無料教室)なんてものは、存在しないからです。
そんなスクールが存在したら、ボランティアになってしまいますよね。
ビジネスである以上、それはあり得ないのです。
つまり、この「無料」という言葉の裏には、ビジネスとしての「からくり」がしっかり存在するってこと。
- 「無料体験」…初回だけ無料でスクールを体験できる
- 「実質無料」…指定された企業に転職することが条件
これらに気付かず「無料だから」という理由で申し込んでしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があるのです。
じゃあ、無料スクールは全部ダメなのかというと、実はそうともいえません。
- 転職先にこだわらない
- プログラミング言語にこだわらない
- 追い込まれるほどやる気が出る
こういった方は、むしろ無料プログラミングスクールを利用したほうがいいでしょう。
今回は、そんな無料のからくりやおすすめの無料スクールについて、詳しく紹介していきます。
「お金はないけどエンジニアになって人生を変えたい!」という方は、かならず最後まで読んでくださいね。
もくじ
プログラミングスクールの「無料体験」とは
まず、どこのプログラミングスクール(教室)にも、必ずといっていいほど「無料体験」があります。
これは簡単にいうと、有料スクールのお試しですね。
実際にスクールを体験し、気に入ってもらうことで、正式に申し込んで(受講料を支払って)受講する流れになります。
自分が気に入ったサービスに対してお金を支払うのですから、とくに怪しむところもないでしょう。
このような有料スクールのメリットは
- 自分が納得してから申し込める
- 受講するコースを選べる
- サービスが充実している
- 自分のペースで学べる
- 特別な縛りがない
といった、モチベーションや満足度が高くなりやすいものが多いです。
一方、デメリットは
- 受講料がかかる
これだけですね。
つまり、自分の描くキャリアプランがある方や満足度の高さを求める方は、有料スクールを選ぶべきだといえます。
有料スクールの選び方、料金やコースの違いについては、以下の記事に詳しくまとめていますので、気になる方は読んでみてください。

ここからさきは、「お金をかけずにエンジニアになれるなら満足度なんかどうでもいい!」といった方向けの内容になります。
プログラミングスクールの「実質無料」とは
冒頭でもお伝えしましたが、何の縛りもなしにプログラミングスクール(教室)を無料で利用することはできません。
スクール側もビジネスである以上、利益を生む必要があるためです。
では、「無料スクール」とは何なのか?
これは、条件付きで受講料を「実質無料」にしているスクールのことを指します。
その条件とは、無料スクール側が指定した企業に入社する前提で受講し、確実に転職することです。
無料スクール側も、提携先企業にあなたを転職させることで紹介料を得ているため、この条件は仕方がないといえるでしょう。
ちなみに、実質無料には2つのタイプがあります。
- 「キャッシュバックタイプ」…事前に受講料を支払い、利用規約に違反していなければ返金
- 「違約金タイプ」…無料で受講できるが、利用規約に違反すると違約金を支払う
どちらのタイプも、利用規約に違反しなければスクール料金が「実質無料」になるのは同じです。
もう少し具体的に実質無料の流れを説明すると
- 無料プログラミングスクールに申し込む
- 指定されたコースを数ヶ月間受講する
- 受講後、指定された企業のいずれかに就職する
- 一定期間、辞めずに働いていれば受講料を返金、または違約金を支払わなくていい
といった感じですね。
つまり、スクール側が指定している企業に転職して、すぐに辞めなければいいわけです。
実質無料の仕組みもわかったところで、無料スクールの具体的なメリットやデメリットについても見ていきましょう。
無料プログラミングスクールのメリット
無料プログラミングスクールを利用するメリットは2つあります。
- 実質無料でスキルアップできる
- 転職までサポートしてくれる
もう、これは本当にわかりやすいですよね。
「お金をかけずにエンジニアになる」いうことに関しては、最高のサービスといえるでしょう!
無料プログラミングスクールのデメリット
無料プログラミングスクールを利用するメリットは大きいですが、もちろんデメリットだってあります。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、事前にデメリットについても理解しておきましょう。
- 転職する企業を自由に選べない
- 年齢制限がある
- 受講するコースを自由に選べない
- 受講スケジュールが厳しい
- キャッシュバックなしや違約金のリスク
転職する企業を自由に選べない
無料プログラミングスクールを利用した場合、転職する企業を自由に選ぶことができません。
これは、さきほどお伝えしたとおり、スクールが提携している企業にあなたが転職しなければ紹介料をもらえないからです。
僕のなかでは、これが1番のデメリットだと感じています。
ブラック企業やスキルアップの難しいSES企業に転職してしまう可能性がないともいえません。
やはり、自分で働くところは自分で決めたいと思うのが本心でしょう。
とはいっても、どの企業なら安心かなんて入社してみるまでわからないことが多いので、考えても仕方がない部分もありますけどね。

年齢制限がある
無料プログラミングスクールには、「25歳まで」「30歳未満」「社会人経験必須」などの受講条件があるところがほとんどです。
これは、提携先企業が若手を求めているからでしょう。
正直なところ、30代の方は無料スクールの利用が難しいので
- 有料スクールを使って効率的にスキルアップ
- 最短でエンジニアになって元を取る
といった考え方にシフトしたほうがいいかもしれません。

受講するコースを自由に選べない
通常のプログラミングスクールでは、あなたがどのようなエンジニアを目指すかによって、受講するコースを選べるようになっています。
ですが、無料スクールの場合、あなたの目指すエンジニアのスキルよりも、企業が求めている人材スキルを優先させることが多いです。
そのため、受講できるコースもあらかじめ決まっていることがほとんど。
自分のやりたいことを学べるわけではないので、「エンジニアになれれば何でもいい!」と割り切れない限り、勉強も結構キツイと思います。

受講スケジュールが厳しい
受講するコースを選べないだけではなく、「〇カ月でここまでカリキュラムを進めてください」といった条件が出される場合もあります。
1日の学習時間まで決められていることもあり、途中で辛くなって挫折してしまうと、当然ですがキャッシュバックを受けられなかったり、違約金が発生してしまいます。
そのため、以下のような方は少し注意したほうがいいでしょう。
- 確保できる勉強時間が少ない方
- 自分のペースで勉強できないことがストレスになる方
逆に、追い込まれることでやる気の出る方は、無料スクールとの相性はいいかもしれませんね!
キャッシュバックなしや違約金のリスク
提携先の企業といっても、もちろん面接などがあり、しっかり転職活動をする必要があります。
どれだけ勉強を頑張ってきたとしても、指定された期間中に転職できなければ、キャッシュバックは「なし」(または違約金発生)です。
また、転職できたとしても、「一定期間(数ヶ月)は辞めないこと」といった条件が付いているスクールもあります。
最後の最後まで気を抜かないように、注意する必要があります。
おすすめ無料プログラミングスクールは1つだけ
無料プログラミングスクールのメリット、デメリットには納得できましたか?
ここからは数ある無料スクールのなかでも、僕が本当におすすめできる無料スクールだけを紹介していきます。
といいますか、いまのところGEEK JOB(ギークジョブ)以外は、おすすめできないのが現状なんですけどね…
GEEK JOB(ギークジョブ)
GEEK JOB(ギークジョブ)は、完全無料で受講できる人気プログラミングスクールです。
無料体験、無料相談、無料説明会はもちろん、受講料だって0円!
受講者の71.6%がパソコン初心者なのにもかかわらず、転職率97.8%といった実績もすごい。
つまり、それだけ初心者にも丁寧な学習カリキュラムでありながら、エンジニアとしてのスキルもしっかり身に付けられるということですよね。
そんなGEEK JOBには2つのコースがあり、以下のどちらかを選ぶことができます。
- 「未経験プログラマー転職支援コース」…プログラミングを使ったWebエンジニアなどを目指す
- 「未経験インフラエンジニア転職支援コース」…サーバーやネットワークなどのインフラエンジニアを目指す
僕のおすすめは、やっぱり「プログラマー」ですね。
僕自身Webエンジニアなのもありますが、やはり需要がありますし、インフラは実務のなかで嫌でも覚えることになるので、焦って覚える必要はありません。
また、GEEK JOBではプログラミング言語をRubyやPHP、Javaから選べるのも嬉しいポイントです!
GEEK JOBの流れ
GEEK JOBの流れも簡単に紹介しますね。
- 「1日体験」…実際にプログラミングを体験(希望者のみ)
- 「面談」…経歴やキャリアのヒアリング
- 「学習」…プログラミングの基礎から、Webアプリ開発まで
- 「就職支援」…履歴書や職務経歴書、面談の練習、企業の紹介など
- 「内定」…念願のエンジニアになったところで卒業!
学習では、オリジナルのWebアプリ開発などもあり、企画から実装までを1人でおこないます。
スキルが磨かれるだけでなく、作ったアプリは面接時のアピール材料にもなるため、内定をもらいやすくなります。
また、就職支援などのサポートや、約500社の企業から転職先を紹介してもらえることも選択肢が広がって嬉しいところ。
GEEK JOBの利用規約と違約金
そして、無料スクールで気になるのは、やっぱり利用規約ですよね。
規約違反になると「違約金」が発生してしまうので、しっかり確認しておきましょう。
また、以下の条件に当てはまる場合、GEEK JOB キャンプ(社会人の学習コース)と同等の月額12万円(税別)を、違約金として日割で本人に請求いたします。なお、開始日から20日間(土日祝日を除く)以内にGEEK JOB キャンプ(社会人の学習コース)へコース変更を行った場合は対象外とします。
- 開始日から14日間(土日祝日を除く)経過後に、本人が自主的に退学した場合
- 終了日から30日間(土日祝日を除く)以内に、自己応募または他社サービスを経て面接もしくは転職された場合
- 終了後一ヶ月以内に企業より採用内定通知が出たにも関わらず辞退した場合
利用規約のなかでお金に関係しそうなところを抜粋しましたが、かなり良心的な内容となっています。
ほかのスクールであれば、数十万円といった違約金がかかりますが、GEEK JOBの場合は「違約金12万円(しかも日割)」となっています。
また、違反条件を見ても、転職に対する期間制限がなく、受講後30日間を越えていれば、自分で転職活動をしても問題ないようです。
GEEK JOBの特徴まとめ
では、さいごにGEEK JOBの特徴を簡単にまとめますね。
- 「料金」…完全無料
- 「言語」…Ruby、PHP、Java
- 「年齢」…30歳未満
- 「期間」…60日間(約3ヶ月)
- 「時間」…原則平日週3日(10:00~18:00)
- 「開催地」…東京都(四ツ谷、九段下)
- 「就職先」…東京、神奈川、千葉、埼玉
- 「違約金」…12万円(自主退学や辞退した場合など)
- 「その他」…エンジニアへの転職意欲がある人向け
GEEK JOBは、まったくのパソコン未経験者や、やる気はあるけどお金がないって方におすすめしたいプログラミングスクールです。
自分のパソコンを持っていない方や、就業中などで時間の調整が難しい方に対しても、GEEK JOBは柔軟に対応してくれます。
ほかにも何か気になることがあれば、無料体験や無料相談もあるので気軽に聞いてみましょう!
4月7日よりGEEK JOBでは、体験会や通学(セミナー受講)をオンラインで実施する体制を完備しています。
Web上には通学するとの記載がありますが、今後はオンラインでの面談・セミナー受講となりますので安心してご応募ください。
※登録後の案内にて、オンライン体験会/説明会・セミナー等の受講方法について詳しい説明があります。
※オンライン体制は「緊急事態宣言」終結後も継続実施するため、今後は自宅等でも面談・セミナー受講が可能です。
まとめ:無料スクールはこだわりのない方におすすめ!
ここまで無料プログラミングスクールのからくりや、おすすめスクールを紹介してきました。
- 転職先にこだわらない
- プログラミング言語にこだわらない
- 追い込まれるほどやる気が出る
これらに当てはまる方であれば、無料スクールの利用がおすすめです。
無料スクールはいくつかありますが、いまのところは実績のあるGEEK JOB一択でしょう。
逆に、学びたい言語や就職したい企業、自分のキャリアプランなどが明確な方は、無料スクールを利用しないようにしましょう。
モチベーションが維持できずに、挫折してしまう可能性もあるからです。
自分のやりたいことを譲れないのであれば、お金を出してでも有料のプログラミングスクールから選ぶようにしてくださいね。
どちらにしても、自分でしっかり納得できるスクール選びが大切ですよ!
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!

