Webエンジニアは、プログラミング以外にもWebサイトを作るために、幅広い知識が必要になります。
もちろん、そのためには勉強しなくてはならないのですが、実務未経験者の方は何から学べばいいのかわからないですよね。
そこでこの記事では、Webエンジニアにとって必要なスキルを初心者でも体系的に学べるようにまとめてみました。
この記事で一通り勉強すれば、自分で色々と調べながらスキルアップできるくらいにはなると思います。
Webエンジニアの入門として、プログラミング言語の選び方や資格の有無についても触れていきます。
もくじ
【STEP.0】Webエンジニアの資格とスキルアップ
Webエンジニアになるために、特別な資格は必要ありません。
ですが、Webエンジニアには、プログラミング以外にも幅広いスキルが必要となります。
逆にいうと、スキルさえあればWebエンジニアとして働けるということでもあります。
ここからは、Webエンジニアにとって必要なスキルを1つずつ紹介していきますので、しっかり学んでスキルアップしましょう!
もちろん、ここで紹介するスキルは「ほんの一部」だということを忘れないでくださいね。
▼Webエンジニアに必要なスキル
- プログラミング(RubyやRails)
- ネットワーク(Webシステムや通信の仕組み)
- インフラ(Linux)
- データベース(Mysql)
- バージョン管理システム(Git)

【STEP.1】プログラミング言語入門(Ruby)
まずは、人気Web系プログラミング言語である「Ruby」と「PHP」の違いや、Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails(通称:Rails)」の概要を紹介します。
RubyやRailsの勉強法は紹介しますが、勉強自体はここでは触れません。
下の記事でも紹介していますが、すでに優秀な学習サイトが存在するため、それで十分だからです。
Rubyを実行するための環境を準備し、Railsアプリを起動させるところまでがメインになります。
▼Rubyを勉強するステップ
- RubyとPHPの違い
- Rubyが初心者におすすめされる理由
- Rubyの勉強方法と学習時間
- Rubyのインストール
- Ruby on Railsとは
- Ruby on Railsのインストール

【STEP.2】Web入門
Webサイトを作るためにも、「Webシステム」や「Web通信」の仕組みはしっかり勉強しておきましょう。
Webエンジニアを目指すのであれば、Webサーバ、APサーバ、DBサーバの役割を簡単にでも説明できるくらいにはなっておく必要があります。
また、ブラウザとサーバでどのような通信をおこなっているのかも非常に重要です。
企業面接などでも「Web通信の仕組みを説明してくれますか?」のような質問をされることもあるそうです。
▼Webシステムと通信を勉強するステップ
- Webシステムの勉強が必要な理由
- Webシステムとインフラの概要
- Webサーバの仕組み
- APサーバの仕組み
- DBサーバの仕組み
- Webシステムの仕組み
- Web通信の仕組み

【STEP.3】Linux入門
Webシステムの基盤となるLinuxについて勉強し、実際にLinux環境を構築してみましょう。
Linuxを使いこなすことは、Webエンジニアにとって必須スキルですが、なかなか勉強する機会がありません。
ここでLinux環境を作れるようになれば、Webエンジニアとしての勉強がとってもはかどります。もちろん、お金は一切かかりません。
ここから先は、Linux環境がなければ学べないことばかりなので、必ず作っておきましょう。
▼Linuxを勉強するステップ
- Linuxの基礎
- Linuxのディレクトリ構成
- Linuxのパーミッション(権限)
- Linux環境の構築
- Linuxの基本コマンド
- Vimの使い方
- yumの使い方
- Linuxのショートカット

【STEP.4】MySQL入門
データベースの構造や仕組みを勉強したあとは、Linux環境に「Mysql(マイエスキューエル)」というデータベースをインストールして使ってみます。
データベースは、Webサイトにログイン機能や検索機能を実装するにあたって、必要不可欠になります。
プログラミングと同じくらい重要なのでしっかり勉強しましょう。
▼データベースを勉強するステップ
- データベース構造や仕組み
- Mysqlのインストール
- Mysqlのログインと設定ファイル
- Mysqlの基本操作コマンド

【STEP.5】Webサーバ入門
Webサーバがなければ作ったアプリを公開することができません。
ここでは、Webサーバを代表する「Nginx(エンジンエックス)」について勉強しましょう。
同じWebサーバである「Apache」との違いや、Railsアプリとの連携方法、HTTPS通信するためのSSL設定について詳しく解説します。
▼Webサーバを勉強するステップ
- NginxとApacheの違いと仕組み
- NginxでRailsを動かす
- NginxのSSL設定

【STEP.6】Git入門
最後は、自分で作ったアプリをGitで管理できるよう、Gitの仕組みについても勉強しておきましょう。
Gitを使いこなすことはエンジニアとして必須なので、いまから覚えておいても損はしません。
それだけでなく、自分が作ったアプリのソースコードをGitHubに上げておけば、転職する際に履歴書に載せることができ、有利にはたらきます。
▼Gitを勉強するステップ
- Gitの仕組み
- Gitのインストールと初期設定
- GitHubの使い方
- Gitの基本コマンドの使い方

まとめ:早くエンジニアになりたいならスクールも考えよう!
ここまでの内容をすべて理解し実践できた方は、Webエンジニアとして大きくスキルアップしているので自信を持ってくださいね。
ここからさきは、これまでに学んだことをベースに知識を拡張していくだけです。
途中で「ちょっと難しいな…」と感じてしまっても、焦る必要はありません。
おそらく、それは単純に基礎知識が足りていないだけなので、時間をかけて覚えていけばいいからです。
もし、それでも「できるだけ早くエンジニアになりたい!」というのであれば、プログラミングスクールの利用も考えてみましょう。
しっかりとしたカリキュラムに沿って勉強を進められるため、迷うことはありませんし、わからないところも講師に質問できるので、挫折の心配も不要です。
また、転職サポートなどの体制も整っているので、転職先の紹介や相談にも乗ってもらえるでしょう。
受講料はスクールによっても違いますが、僕がおすすめしているスクールであれば費用も多少は抑えることができます。
早くエンジニアになることができれば、それだけ早くお金も稼げるので、スクール代の見返りは大きいと思いますよ。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!

