Webサイトを作るとき、ほぼ必ずといっていいほど「データベース」を使うことになります。
そんなデータベースにも、「RDBMS」と「NoSQL」といった種類がありますが、この記事では頻繁に利用される「RDMBS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)」について紹介していきたいと思います。
ちなみに業務で利用することが多い、これらのデータベースも「RDBMS」ですよ。
- MySQL
- PostgreSQL
- Oracle Database
この記事では、RDBMSを学ぶときに出てくる
「データベースの構造や仕組みって、どうなってるの?」
「データベースとテーブルの違いは?」
「RDBMSとRDBの違いは?」
こういった疑問について解決できるようになっていますので、最後まで読んでいってくださいね。
ちなみに、これらデータベースの種類や役割、RDBMSとNoSQLの違いについて知りたい方は、さきに以下の記事を読むことをおすすめします。

もくじ
データベースの構造とは
データベースとは、簡単にいうと「データを格納するためのソフトウェア」のことです。
そして、このデータベースの構造を理解するポイントは、以下の用語について知ることが近道となるでしょう。
- RDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)
- RDB(リレーショナルデータベース)
- データベース
- テーブル
- レコード
- カラム
RDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)とは
RDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)とは、RDB(リレーショナルデータベース)を管理するシステムです。名前のままですね。そして長い…
MySQLなどのRDBMSを指して、単に「データベース」と呼ぶ場合もありますが、「RDBを管理するソフトウェア」というのが本来の意味になります。
RDBMSは、いくつものRDBを管理することができます。
まず、ここでは「RDBMS」と「RDB」が別ものなんだと覚えておきましょう。
RDB(リレーショナルデータベース)とは
RDB(リレーショナルデータベース)とは、データベースの種類の1つです。
具体的には、テーブル同士の関係を関連付けて管理するデータベースのこと。
つまり、データベースの中には「複数のテーブルが存在している」というわけです。
テーブルとは
テーブルとは、「行」と「列」からなる「表」にデータを格納するための領域のこと。
この行のことを「レコード」や「ロウ」、列のことを「カラム」や「フィールド」などと呼ぶこともあります。
- 表…「テーブル」
- 行…「レコード」または「ロウ」
- 列…「カラム」または「フィールド」
上の図を見てもらえれば、なんとなくイメージできると思いますが、テーブルはExcel(エクセル)で作った表と似たような構造をしています。
Webシステムで扱われるデータはすべて、このテーブル(表)に保存されているのです。
データ型とは
テーブルを作成する際は、各カラムの「名前」と「データ型」を指定します。
データ型とは、データを入れるための箱のことで、たくさんの種類があります。
格納したいデータに合わせた箱(データ型)を用意しておかなければ、データは入れられないってことです。
以下は、代表的なデータ型の種類です。
- INT…整数を扱う型
- VARCHAR…長さを指定して文字列を扱う型
- TEXT…より長い文字列を扱う型
- FLOAT…浮動小数点型
- DECIMAL…固定小数点型
- DATE…「YYYY-MM-DD」形式の日付を扱う型
- DATETIME…「YYYY-MM-DD HH:MM:SS」形式の日付と時刻を扱う型

データベースの仕組み
データベースの仕組みを理解するために、一度使用の流れを確認しておきましょう。
- RDBMS(MySQLなど)にログイン
- データベースを作成
- データベースの中でテーブルを作成
- テーブルにデータを格納
- テーブルにあるデータを操作
なんとなくデータベースの仕組み、使い方をイメージできたと思います。
RDBMSの中には、データベースをいくつも作ることができますし、データベースの中には、テーブルをいくつも作ることができます。
といっても、1つのシステムで利用するデータベースは1つとか2つとかそんなものです。もちろん、規模にもよりますが。
それに比べ、テーブルはデータベース1つに対し、数十個あるのが一般的です。
データベースとテーブルの違い
さいごに、データベースとテーブルの違いをまとめます。
- データベース(RDB)は、テーブルを管理するもの
- テーブルは、行と列の表形式でデータを格納するもの
- データーベース1つに対して、複数のテーブルを管理することが多い
まとめ
データベースの構造や仕組みを、ざっくり解説しました。
これでRDBMSの理解は問題ないと思うので、あとはデーターベースの操作方法を覚えるだけですね。
もし、これから使うデータベースを検討しているのであれば、「MySQL」がおすすめです。
無料で使えるRDBMSのなかでも、圧倒的なシェアを誇るデータベースなので、使い方を覚えて損することはありません。
気になる方は、「MySQLのインストール」を読んで、実際にインストールして使ってみましょう。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
