狙ったキーワードでも検索上位を取れたし、アクセスだって増えてきたのに、なぜか収益が発生しない!
もしかすると、それは「セールスライティングができていない」のかもしれません。
アフィリエイトブログで収益化を目指すなら、セールスライティングは必須のスキルです。
とはいっても、セールスライティングには「ペルソナ」や「ベネフィット」などの前提知識が必要であり、ブログを始めたばかりの初心者には少し難しいと思います。
そこでこの記事では、アフィリエイトブログ初心者に向けて以下の用語を解説しつつ、体系的にセールスライティングの書き方を学べるよう構成してみました。
- ターゲット
- ペルソナ
- メリット
- ベネフィット
- セールスライティング
セールスライティングは、ブログを収益化するためのテクニックやコツみたいなもの。
おそらく、この記事を読み終える頃には「記事を書く」という概念が少し変わっていることだと思います。
ただし、「そもそもPVが全然ないんだけど!」って方は、さきに「SEOライティング」でアクセスを増やすところから始めたほうがいいかもしれません。

もくじ
アフィリエイトブログにおける「セールスライティング」とは
セールスライティングとは、簡単にいうと読者に商品を購入してもらうためのライティングのこと。
アフィリエイトブログでは、SEOライティングとともにセールスライティングを学ばなければ、収益化することができません。
そして、このセールスライティングを書くために重要になってくるのが、「ペルソナ」や「ベネフィット」です。
ここからは、以下のステップで体系的に解説していきます。
- ペルソナとは
- ペルソナの考え方
- ベネフィットとは
- ベネフィットの考え方
- セールスライティングの書き方のコツと具体例
ペルソナとは?ターゲットとの違い
まずは、「ターゲット」について考えてみましょう。
ターゲットとは、検索キーワードをGoogleの検索窓に打ち込んだユーザーのことです。
ただし、どんなユーザーなのかは、実際に会ったことがないので誰にもわかりません。
また、同じ検索キーワードを打ち込んだユーザーでも、抱えている悩みや目的は少し違うかもしれません。
だから、僕らブロガーは検索キーワードからターゲットを想像してみるのです。
こうしてイメージしてできた人物像のことを「ペルソナ」と呼びます。
どのくらい細かくイメージするかは、狙ったキーワードやブロガーによって違ってきます。
ペルソナの考え方のコツ
ペルソナの考え方は、どのようなキーワードを狙って記事を書くのかでも変わってきます。
実のところ、僕自身はそこまで細かいペルソナの設定をしていません。
ですが、なんとなく「どんな人が必要としているのかな?」と考えるようにはしています。
- 性別
- 年齢
- 住んでいる場所
- 職種
- 家族構成(独身か子供はいるか)
- なぜ検索しているのか
最初からこれらすべてを無理して想像する必要はありません。
これから書きたい記事に関係しそうな設定だけ、ピックアップしてペルソナを作ればいいと思います。
たとえば、この記事のペルソナであれば、「お金を稼いで人生を変えたい人」だけでいいかもしれません。
ですが、東京の婚活サービスを紹介したいのであれば、上記の項目すべてに加えて、「年収」や「結婚歴」「結婚に対する価値観」なども重要になってきます。
検索キーワードからどのようなターゲットかを考え、それにあわせたペルソナを作っていく必要があるのです。
ちなみに、自分が経験してきた分野で記事を書く場合は、過去の自分をターゲットにすると簡単にペルソナを作ることができます。
ベネフィットとは?メリットとの違い
セールスライティングを理解するうえで紛らわしいのが、「メリット」と「ベネフィット」の違いです。
- 「メリット」…ユーザーが求めている物や情報
- 「ベネフィット」…得られた物や情報を使って実現したい未来
ちょっと、わかりづらいかもしれませんね。
たとえば、この記事のペルソナを例にすると
- 「メリット」…セールスライティングを学べる
- 「ベネフィット」…アフィリエイトで稼げる
になると思います。
また、「彼氏に痩せてほしいと頼まれたリバウンドばかりの20代女性」というペルソナであれば
- 「メリット」…リバウンドしないダイエット法を知る
- 「ベネフィット」…好きなものを食べても彼氏に嫌われない
さきほどに比べ、ここではペルソナを細かく設定できているため、メリットやベネフィットがより詳細になりました。
ちなみに、これは僕がいま適当に考えた例なので、参考程度でお願いしますね。
ベネフィットの考え方のコツ
では、実際にペルソナからベネフィットを考えてみます。
ベネフィットを考えるときは、以下の順番で定義していきます。
- 「ペルソナの悩み」…キーワードからペルソナの悩みを定義する
- 「メリット」…ペルソナの悩みが解消される方法を考える
- 「ベネフィット」…得られたメリットからペルソナが描いた未来を想像する
たとえば、さきほどの「彼氏に痩せてほしいと頼まれたリバウンドばかりの20代女性」の場合だと
- 「ペルソナの悩み」…彼氏に嫌われたくないから痩せたい!でも食欲を抑えられずリバウンド
- 「メリット」…リバウンドしない(無理なく続けられる)ダイエット法を知る
- 「ベネフィット」…好きなものを食べても彼氏に嫌われない
ここでは、このような結果になりましたが、検索キーワードやブロガーによってもベネフィットは変わります。
セールスライティングの書き方のコツと具体例
ここからは、本題であるセールスライティングの書き方のコツを、具体例を交えて紹介します。
まず、セールスライティングには、大きく分けると以下の3つのステップがあります。
- 「リード文」…冒頭で読者の心を惹きつける
- 「本文」…悩みや不安を解消していく
- 「まとめ」…不安を煽りながら背中を押す
簡単にまとめるとこんな感じです。
さきほど設定したペルソナやメリット、ベネフィットを使えば、セールスライティングはそこまで難しくありません。
「リード文」で読者の心を惹きつける
リード文(書き出し)では、読者の心を惹きつけ、そのあとに続く本文へと読み進めてもらえるライティングをおこないます。
具体的には
- 「共感」:ペルソナの悩みに共感
- 「結論」:ペルソナが求めるメリットに対しての答え
- 「理由」:結論に対する理由
- 「説得」:根拠に対しての後押し
- 「結論」:もう一度、結論を思い出させる
- 「希望」:ペルソナのベネフィットから未来を想像させる
このような手順でリード文を書いていけば、読者はそのさきにある情報に期待して、次の本文へと読み進めていきます。
「リード文」の例
さきほど作った「彼氏に痩せてほしいと頼まれたリバウンドばかりの20代女性」のペルソナを例に考えてみます。
- 「ペルソナの悩み」…彼氏に嫌われたくないから痩せたい!でも食欲を抑えられずリバウンドしてしまう
- 「メリット」…リバウンドしないダイエット法を知る(無理なく続けられるダイエット法を知る)
- 「ベネフィット」…好きなものを食べても彼氏に嫌われない
(リード文はじまり)
「共感」:「痩せたくて頑張ってるのに、どうしてもご飯を我慢できなくてツライ!」
「結論」:もし、あなたがダイエット中に食べ過ぎてしまい後悔を繰り返しているのであれば、それは「そのダイエット法とあなたの相性が悪い」可能性が高いです。
「結論」:そのダイエット法をこのまま続けていても、おそらく痩せるどころかどんどん太っていってしまうでしょう。
「理由」:自分に合わない無理したダイエットを続けていると、非常にストレスが溜まりやすく、その反動からリバウンドしやすいという研究結果が出ています。
「説得」:以前は、私も彼氏のために「頑張って痩せよう!」と、自分には合わないとわかっていならがも無理したダイエットに挑戦していた時期がありました。
「説得」:ですが、そのようなダイエットを続けた結果、食べれないストレスからリバウンドを繰り返し、結果的には以前よりも太ってしまいました。
「説得」:また、ストレスが溜まれば肌も荒れやすくなり、人にイライラをぶつけることも増えてきます。(これが原因で私は彼氏と喧嘩別れしちゃいました)
「結論」:そこまでやっても結局リバウンドで太ってしまうんですから、それなら最初からやらないほうがいいですよね。
「結論」:ダイエットは無理して頑張るものではなく、ストレスを溜めずに無理なく続けられてこそ意味があるのです。
「結論」:今回は、私と同じダイエットが続かないあなたに向けて、たった1ヵ月で無理なくできるダイエット法を紹介します。
「希望」:もう無理してご飯を我慢するなんてことはやめて、大好きな「ご飯」も「彼氏」も手放さずに痩せちゃいましょう!
(リード文おわり)
と、こんな感じでリード文を考えて書いていきます。
ペルソナとメリット、ベネフィットがわかれば、このような文章が自然と頭に浮かぶようになってきます。
少し大げさかなって思うくらいがリード文にはちょうどいいです。
ここで惹きつけられないと、そのあとの本文も読んでもらえず離脱されてしまいますからね。
ただし、以下のようにやり過ぎたキャッチコピーは嘘っぽさが出てしまい、離脱の原因にもなります。
「〇〇を使えば、食事の量は減らさずに誰でも簡単に痩せられます!」
「普段通りの食事で1ヵ月後には見違えたボディが手に入ります!これで彼氏の見る目も180度変わりますよ!」
あくまで、自然に「気になるな~」と思ってもらえるくらいの文章がちょうどいいです。
「本文中」に悩みや不安を解消する
リード文で読者の心を惹きつけたあとは、本文で悩みや不安を解消してあげます。
ここでは、見出しにあった情報をしっかり読者に提供し、納得してもらえればOKです。
この段階で、読者に悩みが解消されていなかったり、新たな不安や迷いを植え付けてしまうと、読者はほかの記事で解消しようと離脱してしまいます。
読者の悩みや不安は、徹底的に排除することが重要です。
「まとめ」で不安を煽りながら背中を押す
「まとめ」では、行動を起こすことに迷っている読者に対して、背中を押してあげるのが目的です。
欲しい情報が手に入り、納得はしているものの、読者は行動を起こすかどうかで悩んでいます。
ここでは、悩むであろう理由をキャッチし、そっと背中を押してあげます。
悩む理由も、だいたいは「勇気がない」「お金がない」とかだと思います。
そこで、以下のようなことを意識しながら書いていきます。
煽り文句:「また今度にしようかな?なんて考えていると、そのうち彼氏に愛想を尽かされてしまいます。そうなってからでは遅いですよね?」
ハードルを下げる:「たしかにお金はかかりますが、今後も色々なダイエット器具やサプリを手を出すことを考えると安いものです!」
ベネフィットの提示:「スマートなボディを手に入れたあとは、お洒落な洋服を着て、彼氏の目を気にすることなくお食事デートができるようになりますね!」
と不安を煽ったあとでハードルを下げ、求めている未来を見せてあげます。
あとは、アフィリエイト広告をそっと添えてあげるだけです。
これらをどのくらいまでやるかは、その記事の内容やブロガーによっても違ってきます。
ただ、ブロガーはサラッと紹介し、アフィリエイターはゴリゴリに煽ってシュートするイメージがありますね。
さいごに
ここまでセールスライティングについて、詳しく紹介してきました。
完全に理解することができなくても、少しずつセールスライティングを意識して書くことが大切です。
ちなみに、セールスライティングについてほかのブログを読んでいると、読者は「誰でも簡単に無料で!」とか「たった1分で!」のような言葉に弱いなどと解説されていたりしますよね。
でも正直、嘘くさくないですか?
僕の見解だと、最近はこのようなキャッチコピーに振り回されて、「嘘ばっかり!」と反射的に思ってしまうユーザーが増えているんじゃないかと思っています。
それなら、小手先のテクニックなんかに頼らず、誠実な文章、読者にとって真に役立つ情報、心から思っていることを書いたほうが自分にも合ってるかなって思うんです。
だから、僕は本当に思うことしか書かないことにしています。
アフィリエイト広告についても、紹介したくない商品は紹介せずに断っていますからね!
そんな「誠実」な僕がおすすめするライティング本を、大胆に置いておくので読んでみてくださいねw
(ちなみにブロガー界では超有名なライティング本です。詳しくはAmazonレビューを読んでね)
ブログを運営するにあたって、大切なのはライティングだけではありません。
実は「アイキャッチ画像」もクリック率を上げるうえで、かなり重要な要素の1つになっています。
少しでもクリック率を上げたいという方は、次の「アイキャッチ画像の作り方」も読んでみてくださいね。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
