Googleアドセンスは特別な設定をせずとも、自動広告を使えばある程度は収益化できるようになっています。
これは裏を返せば、「簡単に収益化できる分、すべてGoogle任せの状態」ということ。
Googleが自動で判断して広告を貼り付けてくれるため、とっても楽なのですが、決して最適な状態とはいえません。
つまり、Googleアドセンスを自動広告のまま使い続けていては収入が増えづらいのです。
もちろん、ブログのアクセス数を増やせば広告収入も増えますが、「いますぐ収入アップ!」というわけにはいきませんよね。
そこで、もっとも早く効率よく収入を増やすための方法として、多くのブロガーが利用しているGoogleアドセンスの貼り方(テンプレート)を真似るというやり方があります。
すでに実績のあるブロガーの広告の貼り方を真似れば、自動広告よりも収益が増えるはずですよね!
そこで、ここでは多くのブロガーが利用しているGoogleアドセンス広告の貼り方について、調査した結果を紹介したいと思います。
もし、「Googleアドセンスの登録がまだ」という方は、以下の記事を読みながらサクッと申請しちゃいましょう!

もくじ
Googleアドセンスでブログ収入を増やす方法
Googleアドセンスの貼り方を紹介する前に、アドセンスでブログ収入を増やす方法について確認しておきましょう。
Googleアドセンスの収益化では、以下の3つの要素を意識することが重要になってきます。
- 「PV数」…ブログのアクセス数を増やす
- 「CPC(クリック単価)」…高単価ジャンルの記事を書く
- 「CTR(クリック率)」…適切な広告のサイズと位置にする
そして、これらの要素を掛け合わせることで、Googleアドセンスでの収益額をある程度は予測できるようになります。
アドセンス収益額 = PV数 × CPC(クリック単価) × CTR(クリック率)
たとえば、とあるブログのPV数が「10万PV」、CPCが「40円」、CTRが「1.0%」だった場合
40,000円 = 100,000PV × 40円 × 0.01
となります。
では、それぞれに必要な対策を詳しく見ていきましょう。
ブログのアクセス数を増やす
「Googleアドセンスで収入を増やすなら、ブログのアクセス数を増やせばいい」
そう言われるくらい、アドセンス収入を増やすうえでアクセス数はとっても重要です。
ブログのアクセス数が増えれば、広告をクリックしてもらえる回数も当然増えるからですね。
収益額の計算も簡単で、アクセス数が倍になれば、広告収益額も倍になるという計算方法が一般的です。
ただし、ブログのアクセス数を大きく増やすには、SEO対策などを考慮した「記事の追加」がメインとなるため、収入アップまでに時間がかかるのが難点になります。

高単価ジャンルの記事を書く
高単価ジャンルを扱う記事に広告を貼り、CPC(クリック単価)を上げるといった方法があります。
これは「市場規模の大きいジャンルはクリック単価が高く、市場規模の小さいジャンルはクリック単価が低い」といった背景があるからです。
Googleアドセンスは、読者や記事に関連する広告を自動で表示するようになっているのはご存知ですよね。
つまり、自分で広告内容を決められないため、市場規模の大きいジャンルの記事を書き、その記事に高単価の広告が貼られることを期待するしかないのです。
ただし、ライバルの多いジャンルで検索上位を狙うのは難しいですし、いまさらブログのコンセプトを変えるなんて現実的ではないでしょう。
ちなみに、CPCをほかのサイトなどで調べてみると、20円~40円くらいが多いようなので、そのくらいであれば変に気にする必要はないと思います。

適切な広告のサイズと位置にする
さいごは、「適切な広告のサイズと位置にする」ということです。
読者がクリックしたくなるようなサイズや位置にアドセンス広告を貼り付けることで、CTR(クリック率)が上がります。
そして、このCTRを上げることこそが最速で収入を増やす方法であり、この記事の目的です。
広告のサイズや位置は気軽に変更することができ、ほかの2つと比べて即効性があるのでおすすめです。
ちなみに、ほかのサイトのCTRについても調べてみましたが、0.1%~2.0%と幅があるようです。
まあ、理想は「1.0%以上」ですね。
【2020年】Googleアドセンス広告の種類
2019年4月からアドセンスの仕様が変わり、利用できる広告の種類やサイズに変更がありました。
2019 年 4 月より [広告] ページが更新され、これらの変更が適用されます。
引用:AdSenseヘルプ
現在、これからGoogleアドセンスを始める方が利用できる広告は、以下の4つになります。
- 「ディスプレイ広告」…よく見かける四角い広告
- 「インフィード広告」…記事の一覧に馴染む広告
- 「記事内広告」…ページ段落の間に馴染む広告
- 「関連コンテンツ」…関連記事に馴染む広告(開放条件あり)
以前は、「テキスト広告」や「リンク広告(リンクユニット)」なども利用できましたが、いまは廃止されていて使えません。
また、広告のサイズも「レスポンシブ」と「固定」の2つからしか選べなくなりました。
ポジティブにとらえると、「よりシンプルに改善された」ともいえますね。
「リンク広告(リンクユニット)」は廃止される?
この変更前からGoogleアドセンスを利用している方は、まだ「リンク広告(リンクユニット)」が使えるかもしれません。
ですが、収益性が高いといわれていた「リンク広告」も、英語圏ではほとんど利用されておらず、Googleも「ディスプレイ広告」を推しているため、今後は廃止に向かっていく可能性があります。
「関連コンテンツ」の開放条件
ブログを始めたばかりの方は、「関連コンテンツ」を利用することができません。
関連コンテンツは、特定の要件を満たすサイト運営者様のみご利用いただけます。ご利用になるには、サイトのトラフィック量とページ数が最低要件を満たしている必要があります。この要件は、関連コンテンツで快適なユーザー エクスペリエンスを提供する目的で定められています。関連コンテンツ ユニットを作成できるかどうかは、AdSense アカウントの [広告] ページで確認してください。
引用:AdSenseヘルプ
Googleもハッキリとした開放基準は伝えていませんが、要は「アクセス数とページ数がある程度ないと関連コンテンツは使えない」ってことです。
「関連コンテンツ」は、アドセンスでの収益化をメインに考えている方にとって必須なので、できるだけ早く利用できるようにしたいですね。
「100記事くらいで1万PV程度あれば開放された」という方が多いので、まずはそこを目指してみましょう。
参考までに、僕がアドセンスに登録したときは、すでに100記事以上、5万PV以上ありましたが、関連コンテンツの開放までに2週間くらいかかりました。
なので、条件が満たされていたとしても、すぐに解放されるわけではないようです。

Googleアドセンスの自動広告を「オフ」に設定
現在、自分のブログに自動で広告が表示されている方は、さきに自動広告を「オフ」に設定しましょう。
設定を解除し、好きな箇所にアドセンス広告を貼れるようにします。
- 「サマリー」をクリック
- 「編集」アイコンをクリック
- 「自動広告」をオフにする
- 「サイトに適用」をクリック
これであなたのブログの自動広告が非表示になります。
設定が反映されるまでに、1時間ほどかかるかもしれません。
Googleアドセンス広告のおすすめの貼り方
いますぐGoogleアドセンスで収入を増やしたいなら、広告の貼り方を工夫し、クリック率を上げることが重要です。
とくに、広告の「サイズ」と「位置」にはしっかり気を配りましょう。
- 「広告のサイズ」…大きい広告を使うことでクリック率が上がる
- 「広告の位置」…クリックされやすい箇所に広告を貼る
「広告のサイズは、大きいほうがクリック率が高くなる」というデータがあるので、大きめの広告を意識するといいかもしれません。
また、広告を貼る際は「クリックされやすい位置」も気にしてみましょう。
僕なりに色々なサイトを調査した結果、おすすめのアドセンス広告の貼り方は、以下のようになりました。
「この貼り方なら絶対大丈夫!」というものではありませんが、「多くのブロガーはこう貼り付けている」といったものです。
広告の貼り付け位置に迷ったら、「定番」の位置にアドセンス広告を貼っておけば間違いないでしょう。
あとは状況を見て、自分のブログに合うように少しずつ調整していけばいいと思います。
もちろん、「タイトル下もクリック率が高いよ!」という意見もあると思いますが、僕のブログの場合は「もくじ上」のほうが圧倒的に高い結果でした。
このように、運営しているブログによって「何が正しくて何が間違いなのか」は違うので、実際に自分のブログで確かめながら調整していきましょう。
ちなみに、僕のブログはパソコンからの流入が多いのですが、スマホのほうが全体的にクリック率は高いといった結果が出ています。参考までに。
Googleアドセンス広告を貼り過ぎない
Googleアドセンス広告は、貼り過ぎないように注意しましょう。
あまりに広告が多いと、読者も「邪魔だ!」と離脱する原因になり、その結果SEO的にもマイナス評価を受けてしまいます。
また、読者が「何となく」レベルで興味もない広告をクリックし続けていると、広告主も「コンバージョンに繋がらないのにコストがかかり過ぎる。単価を下げよう!」となり、最終的にはCPC(クリック単価)も下がってしまうでしょう。
Googleアドセンスは、読者にクリックを強制させるものではないので、文章量とのバランスを見て、さり気なく貼ることが大切です。
WordPressテーマの機能を使って広告を貼る
1記事1記事、手作業でGoogleアドセンスを貼っていては、すぐに日が暮れてしまいます。
もし、あなたがWordPressテーマを使っているなら、Googleアドセンスの一括貼り付け機能を使いましょう。
有料WordPressテーマであれば、すべての記事に対して一括で広告を貼り付けるための機能が、標準で搭載されているはずです。
正直、「テーマなしでアドセンスを貼る!」なんてのは考えられないので、WordPressテーマを使ってこなかった方も、この機会に導入を検討してみてください。
1万円前後はかかりますが、Googleアドセンスで稼げれば十分に取り返せる金額なので、ブログに投資する気持ちで購入しましょう!

まとめ:まずはマネから始めよう!
今回は、Googleアドセンス広告の貼り方について紹介しました。
もちろん、ここで紹介している貼り方は一例ですが、自動広告を使っていた方にとっては大きな効果が出るはずです。
まずは貼り方を真似て、そこから自分のブログの成長とともに少しずつ調整していくことをおすすめします。
Googleアドセンスについて、しっかりマネタイズしたいという方は、ブロガーに人気のこちらの本もあわせてどうぞ。
次回は、ASPが紹介する「アフィリエイト広告の貼り方」について紹介します。
またね、キツネ(@kitaaaa_kitsune)でした!
